2人とももう少し素直になろうよ

沈黙の15分 　3 ページ18

白鳥「現時点で目撃者は
見つかっていません」

パクパクとケーキを食べてる時、
テレビでは警察の会見が放送されている。

『警視庁記者クラブから
生放送でお伝えしました!』

元太「なんだよ、もう終わりかよ!」

テレビに向かってそう言った元太。

光彦「僕達少年探偵団の事、
なんにも言いませんでしたね〜!!」

歩美「つまんないの!」

元太「よし、ゲームしようぜ!ゲーム!」

机に置いてあったゲーム機をもって、
少し離れた場所でゲームをしはじめた3人。

かわいいなー…歩美ちゃん。 すき♡

博士「犯人捜しは難航しそうじゃのぅ」

コナン「あの脅迫状だけど、犯行を隠すカモフラージュの可能性もあるんじゃねぇのか?」

「カモフラージュ?」

コナン「あぁ…。なぁ、博士。
朝倉都知事は前に国土交通省の大臣だったんだよな?その大臣の任期中に新潟県のある村をつぶして、ダムを造った事があるって…」

博士「あぁ、覚えておる。
確か、北ノ沢ダムじゃったのぅ」

「朝倉大臣は自ら村に赴き十分な保証金と快適な題材地を準備したうえで一週間村に滞在し、村民一人一人と会話を弾め村民の信頼を得て村移転の承諾を得た。そして、新しい村の建設に3年。ダムの着工から竣工まで5年という異例の速さで大事業を実行させたって」

博士「うむ…。
そうじゃったなぁ」

「それでも、村民の中には最後まで反対していた人も居た」

博士「そうか!そのダム建設の怒りが、
犯人の心の動機だとしたら…!」

哀「犯人は園村の住民か関係者、
ってことになるわね」

コナン「あくまでも可能性の一つだけどな。
丁度来週の日曜、その代替地の村で改装5周年の記念式典があって。都知事も一泊の予定で出席するのが分かったんだ」

「ま、今回の事件で全部キャンセルになっちゃったけどね」

コナンのケーキを指さし、貰っていい?とコナンに口パクで聞くと呆れた顔でｺｸっと頷かれた。

「あっ…」

博士の後ろを忍び足で歩いてる3人。

歩美「シーっ」

博士「わかったぞ!君達はその村に行って調べてみたいんじゃな」

コナン「あぁ。博士、
連れてってくれねぇか!」

光彦「何処へ行くんですか?」

歩美「私達も連れてって!」

元太「コナンと麗奈ばっかりずるいぞ!!」

コナン「おめーら、
ゲームしてたんじゃねぇのかよ」

哀「博士が行くなら、私も行くわ」

「哀〜！」

哀「なによ」

ぎゅーって抱き付くと、鋭い目で見られた。

怖い… なんで？だめなの？

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