業火の向日葵 28 ページ14
それから数日後。
快斗ともあんな事はあったけど…
普通にやってる。
いつか、ちゃんと返事が欲しいんだって。
コナン「霊夢」
新一の家で本を選んでる時に、
新一に呼ばれた。
「どした?」
コナン「ほらよ。これやる」
そう言い差し出されたのは、ピンクや紫色のあまり見たことがない花ばっかりの花束。
「どうしたの?」
コナン「別に。気がむいただけ」
「これって何ていう名前の花なの?」
コナン「…スターチスってやつだよ」
「…かわいいね」
コナン「おう…」
「あ、じゃあこれ!」
そう言いこの前押し花をした栞を渡すと、
不思議そうに首を傾げた。
「アネモネの紫色。ふふ、綺麗でしょ?」
コナン「ん、まぁな。
有り難く受け取るよ」
「うんっ…」
知らないんだろーね、新一は。
今渡したアネモネの紫の花言葉も
昔あげた…向日葵の花言葉も。
コナンSIDE
コナン「ったく。
あいつは何も分かってねぇんだろうな…」
花言葉なんて案外知らなそうだし。
コナン「…いつまでも変わらねぇよ…
俺の気持ちは」
ずっとな
新一「…俺はお前の事ずっと前から好きだったんだぜ?」
「えっ…?」
新一「…幼馴染なんかじゃない。ずっと、初恋の相手だったんだよ、お前は」
「…え?嘘でしょ?」
新一「…そんな嘘つかねぇよ」
「私もだよ!今までも、これからも、
ずーっと好きだよ」
新一「…俺も」
スターチス→変わらぬ心途絶えぬ記憶」
紫のアネモネ→あなたを信じて待つ
向日葵→貴方だけを見つめる
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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時