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「Aさんっ!!」

警備企画課の扉が乱暴な音を立てながら
開かれる。

書類整理をしていた私と零は軽く
目配せをした後、再び書類に目を移した。

『この前も言ったよね、
もう少し静かにやれって』

新咲「影山さんが…」

新咲はそこで一息つく。

『どうかしたの?』

影山というのは、警視庁公安部の刑事。

私は、桃山霊夢として仲良くしていた。

心を許していた人の一人でもあった。

「爆破事故で亡くなっているのが、
今日、確認されました。」

確実に伝えてくれた七望に、
感謝をするのと同時に、
私はこの世界に絶望する。

『世界ってこんなにも脆かったんだね』

自嘲に笑うと、目につく書類たち。

モノクロ世界の中、
私は一枚の白い紙を捲る。

『IOTテロか…』

今最も国に影響を及ぼすと考えられている
テロの名前。

『わざわざ言いに来てくれたんだよね。
ありがとう』

新咲「無茶しないでください。」

『うん』

心配そうに眉を下げた七望に笑いかけ、
安心させる。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

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