検索窓
今日:31 hit、昨日:25 hit、合計:44,876 hit

22 ページ22

PCのスタンバイはOK。あとは、ハッキングが可能な範囲内にヘリが入るのを待つだけ。

ハッキングで潜り込むだけの時間を貰えればこちらの勝ち。読み込み完了の表示にエンターキーを押し、パスワード入力画面で待機することにした。

零「よし、次は確かこいつを...」

隣にいる零に視線をズラせば、
次の動作に移ろうとしていて

咄嗟にその手首を掴んだ。

零「危ない危ない...」

『大丈夫、焦らないで』

額の汗を代わりに拭えば、
再び深呼吸をする。

「こいつが光ったらアウト...
今の、分かったのかい?」

『只のカンだよ?
何だか嫌な予感がしたから』

本当、敵わないな。
焦りこそ最大のトラップ...かつて友人、
松田陣平が言っていた言葉を思い返す。

その後は慎重かつ順調に進められた。

バチン!という音と共に、
館内の照明が消えた。

恐らく、タイマー式か遠隔操作タイプの装置が作動したのだろう。
それは施設内全体ーー水族館以外に広がり、観覧車も停止した。

零「あともう少しで解除出来るのに...
肝心なところで視界を奪われた!」

この暗闇では、配線の区別が付かない。
耳を澄ませば、微かに聞こえるローター音。

もーきたのね。

『これ』

ポケットからペンライトを出し、手渡す。

零「!流石だな。ありがとう」

『そっちは任せていいかな?
私も、仕掛けるからさ』

受け取ったそれを口に咥えながら、
もちろん、と口角をあげた彼を見て、
彼女も不敵に笑うと視線をPCへと落とした。


コナンside

コナンがゴンドラへと到着した時には、
彼女の姿はもうなかった。

そこに居たのは、気絶している風見のみ。
そして、タイミング悪くジン率いる組織のヘリが到着する。

『アイツら...まさかゴンドラごと!?』

ヘリに収納されていた巨大なアーム。
それに捕まったゴンドラは、
バキバキと音を立てながら外れた。

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.3/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。