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NO side
レールから観覧車内部へと落下しても、
彼らは止まらなかった。
柵に背を打ち付け、バランスを崩した安室の胸ぐらを赤井が掴んだかと思えば、
次いで飛んできた攻撃を受け流し反撃する。
だが安室も素早く反応し、
その顔にストレートを決めた。
口の端を切り、額から流血しても構わず。
赤井「前にも言ったが。
狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」
零「まさか、一度謝った程度で俺が貴方を許すと思っていないだろうな？」
かつての同志スコッチの事だけでなく、
彼女ーーAの事も指しているという事は、安易に読めた。けれど。
一瞬顔を顰めた赤井の隙を、
見逃さない安室ではない。
右腕を振りかぶり、前へと1歩踏み込む。
反射的に身体を右へと倒し、左足を蹴り上げようとした赤井。
その2人の間に、第三者が割り込んできた。
攻撃を受け流す形で止めたのは。
赤井「！」
零「A！？」
『...こんな時に喧嘩している場合じゃない。馬鹿なの？』
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作者名：ななみん | 作成日時：2020年12月17日 15時
