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零「どこで組織の目が何処で光っているか分からない俺とAはこのまま行く。
頼んだぞ、風見」
先程の倉庫から距離を取り、東都水族館が目視できる範囲に入ったところで、
零は公衆電話から部下へと連絡をとった。
私はコナン君にメールを送る。
キュラソーのスマートフォンを入手したコナンは、そのデータ復元を阿笠へと依頼し、1回目のメールに書き足したものを再度送信してくれた。もちろん、送り先は、RUM。
それが、バーボンとキール、
結果的にバレンシアの無実を証明したのだ。
恐らくジンは、本当にキュラソーから送信されたものか確認するまでキールを解放しないつもりだろう。
置き去りにした事に悪いとは思う。謝罪はする。けれどまずは優先事項を片付けなくては。被害が恐ろしいほどおおきなものになるだろう。
最悪ベルモットが上手くやってくれるのではないかと期待はしていた。
もし零が死ぬことがあれば、彼女の秘密が
リークされるようになっているから。
そんな命を掛けるような真似はして欲しくない。でも、彼の性格はよく分かっているつもりでもある。
こんなことを考えてる場合ではない。
冷静になれ、そう自身に言い聞かせたところで、零に顔を覗き込まれた。
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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時