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『ごめんなさい師範。甘いもの嫌いなのに。食べてくださってありがとうございます。(棒)』
実「気にすんなァ。偶になら別に悪くねェ。」
嘘つけこの野郎。毎日毎日おはぎ食べてるの知ってんだぞ!この前私が届けた20個のおはぎ、次の日には平らげてたのも知ってんだぞ!!
昔拳骨されたり、骨折られたりしたけど、今でもこんな健気に尽くしてる私にもうちょい優しくして!!
と、心の中で毒づいた。
直接言ったら確実に日輪刀持って追いかけ回される。
まだ死にたくないから絶対言わない。
蜜(不死川さん、苦手なものでもAちゃんのためなら我慢して食べてくれるのね!優しいわ!素敵!)
不(A、ありがとうなァ。やっぱ、噂通り、ここのおはぎはうめェ。…だが、どんな店のおはぎよりもAの作ったやつには敵わねぇなァ。)
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蜜「あー!おいしかったわ!やっぱり甘味は最高ね!」
『うん!甘いもの食べるとやる気が溢れてくる気がする!』
甘味処を出た私たちは、任務の為の聞き込みをしていた。
師範は一般人から怖がられて聞き込みにならないので、私と蜜璃が聞き込みしていた。
情報によれば、夜、若い人が消えているらしい。
襲われたとか、死体や血痕が見つかったとか、そういう類の情報はなく、ただ人が消える、という情報だけだった。
『うーん、人が消える、ねぇ。』
蜜「拐われたとかじゃないみたいよね。気がついたらいなくなってたって言うのがほとんどだったわね。」
『うん。師範にも報告しておくか。』
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夜。私たちは屋根の上作戦を立てた。
作戦と言っても単純なもので、聞き込みの情報から、よく人が消えるという通りを、屋根の上から3人で見張るってだけだ。
私たちはじっと、鬼の気配を探った。
暫くすると、
蜜「あっ!あそこ!」
女の子が鬼に連れて行かれていた。
横にいた男の人は急に女の子が居なくなって混乱してる。
え、あの鬼めっちゃ足速。
人は消えてたんじゃなくて、あの鬼に連れて行かれてたんだ。
あの速度は一般人の目では捕らえられないな。
実「行くぞォ。」
『はい!』
ビュン!
ヒュンヒュンヒュン!!!
蜜「速いわ!」
『いや本当に。』
実「チィッ」
追いつけない。
なんなら若干離されてる気がする。
しかもこの鬼、森の中入った。
ここで見失ったら本当に面倒だ。
早く斬らないと。
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タコ(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます笑何か面白い酔っぱらい方無いかな〜と考えたらふと思い浮かんで書いちゃいました笑笑シリアス多めなので、たまにクスッと笑える所があれば、と思って、、、笑これからも頑張っていきます! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 不死川さん、酒めっちゃ飲んだはずやのにおはぎバク食いしてるのオモロイwwwこれからも頑張ってください! (2020年11月11日 0時) (レス) id: 458cbba993 (このIDを非表示/違反報告)
snow - タコさん» 更新待ってました!これからも応援してます!頑張ってください!! (2020年11月10日 21時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» こんなにも暖かいコメントありがとうございます!最近あまりコメント無くて寂しかったのですが、snow様のおかげでまた自信を持てました!本当にありがとうございます!ご期待に添えるようこれからも努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年11月8日 22時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タコ | 作成日時:2020年9月22日 10時