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言っちゃった。
言ってしまった。
やばい、師範に殺られる。
え、わたし今?5日後じゃなくて今死ぬ???
蜜「?Aちゃん?大丈夫?」
私が一人で百面相をしていたのを見て、蜜璃が心配してくれてる。優しい。(誰かさんと違って。)
でも蜜璃、特大の地雷を踏み抜いたのにそれに全く気付いてない。
あーーーそれに後ろからすんごい圧が、、、鬼よりもやばそうな人間の圧が!!
『あー、いや、違うの!違うの蜜璃!師範はめっちゃ甘いもの嫌いなの!もう、ものすごく!!でもね、私がどーしても行きたいって言ったからついてきてくれただけなの!ね!師範!!』
不「…アァ。」
蜜「そうなのね!不死川さん優しいわ!キュンキュンしちゃう!!」
『で、、で、でしょ〜!本当優しくて困っちゃう〜!あはは、はは』
ご、誤魔化せた?心なしか師範からの圧が治ったような気がする。まだ顔は見れないけど。
店員「ご注文、お決まりですか?」
『あ、お汁粉一つと、師範は、おhいだっ!!』
痛い。
師範が足踏んできた。痛い。
なんで???
蜜「?不死川さん甘味嫌いってさっき、、、」
『あ!そうだ!!そうだった!えっと、じゃあお汁粉一つとおはぎを3つお願いします。』
店員「かしこまりました。」
そうだったわ。師範甘味嫌いな設定だった。
一つ私が食べて、美味しいからって言って無理やり押し付けてる体で師範にあげよう。
よし、完璧!流石私!!
でも正直言って甘味処に行く度にこんなことするのはかなりめんどくさい。
いっそのこと公表してしまえばいいのに。
店員「お待たせしました〜。お汁粉とおはぎです。」
『わぁ!美味しそう!ありがとうございます。』
お汁粉〜この暖かさがたまらん!
あー幾らでも食べられそう!
私は蜜璃と2人で楽しく話しながらお汁粉を食べた。
異変を感じたのはそれからすぐのことだった。
ん?なんだ?お汁粉一杯しか食べてないのにお腹一杯。
普通なら軽く5杯はいける。←
おはぎなんて、到底入らない。
『師範…』
実「なんだァ?」
『おはぎ、食べてもらえません?お腹いっぱいになっちゃって。』
実「チッ、仕方ねぇなァ。」
仕方ないとか言いながら口元ゆるゆるの師範。
待ってましたと言わんばかりの顔。
一口食べた師範はさらに顔が綻んだ。
幸せそうで何より。
私の気づかいに存分に感謝して召し上がってもらいたいものだ。
にしても、本格的に食べられる量が減ってきたな。
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タコ(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます笑何か面白い酔っぱらい方無いかな〜と考えたらふと思い浮かんで書いちゃいました笑笑シリアス多めなので、たまにクスッと笑える所があれば、と思って、、、笑これからも頑張っていきます! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 不死川さん、酒めっちゃ飲んだはずやのにおはぎバク食いしてるのオモロイwwwこれからも頑張ってください! (2020年11月11日 0時) (レス) id: 458cbba993 (このIDを非表示/違反報告)
snow - タコさん» 更新待ってました!これからも応援してます!頑張ってください!! (2020年11月10日 21時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» こんなにも暖かいコメントありがとうございます!最近あまりコメント無くて寂しかったのですが、snow様のおかげでまた自信を持てました!本当にありがとうございます!ご期待に添えるようこれからも努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年11月8日 22時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タコ | 作成日時:2020年9月22日 10時