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実「そういや、お前、その簪、着けるようになったんだな。」
『そうですよ！昨日も着けてたけど、師範何も言わなかったから、気づいてもらえなかったのかと思ってました。』
実「いや、昨日は甘露寺がいただろォ。」
『？なんか問題でも？』
実「…あいつは簪を贈る意味を知ってるだろうから、その、色々言われたら面倒だろォ。」
『あぁ、そうですね。絶対知ってると思いますよ、恋柱ですし。』
実「だろォ？」
きっと蜜璃に言ったら、顔真っ赤にして、きゅんきゅんしちゃう！って言うんだろうな。
『あ、そうだ、また忘れるところだった。
師範のお知り合いの中で、今14、5歳くらいで、顔に傷がある男の子、いませんか？』
実「…さァな。それだけの情報で特定はできねェだろォ。」
『確かに。』
実「そもそも、何故俺の知り合いだと思ったんだァ？」
『それはですね、一昨日の任務の時、その男の子が鬼に襲われてたんです。助けた時はかなり怯えてて、師範のことなんて何も言ってなかったんですけど、私が去ろうとして後ろ向いたら、呼び止められて。』
実「…」
『それで、その子が、私は誰かって聞いてきて、自己紹介したんです。そしたら、【不死川実弥という人、知りませんか。】って聞かれて、師範のお知り合いの方かな〜と。』
実「…その餓鬼は、確かに、お前が後ろを向いてから俺の身元を訪ねたんだな。」
『？はい、そうですけど。』
実「お前、俺のこと、なんて答えた。」
『同僚だと、それだけです。柱の家なんて、本部に近いので教えるわけにはいきませんし。
あぁ、そうだ。それを聞いた時、【生きてた、よかった。】と、そう仰っていましたよ。』
私がそういうと、師範は今まで合わせていなかった目をこちらに向け、今までで一番の剣幕で近寄ってきて、私の肩を掴んで言った。
実「っ！クソッ！！…オイ！A！テメェ、鬼殺隊について、ソイツに話したか！！」
『え、、、はい。自己紹介のとき、私は鬼殺隊という鬼を滅する組織にいる、とは言いました。』
実「チッ！！」
師範は掴んでいた私の肩を離し、家の中へ入っていってしまった。
『し、師範？』
実「…テメェ、もう帰れ。」
『え、でも。』
実「帰れ！」
っ！
私は、そのまま風屋敷を追い出された。
その時悟った。
あの男の子は、師範の弟だ、と。
昔、師範に兄弟の話をした時の顔と、今の顔が、同じだったから。
悲しみと悔い、そんな感情が混ざった表情だった。
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タコ(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます笑何か面白い酔っぱらい方無いかな〜と考えたらふと思い浮かんで書いちゃいました笑笑シリアス多めなので、たまにクスッと笑える所があれば、と思って、、、笑これからも頑張っていきます！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年11月12日 1時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 不死川さん、酒めっちゃ飲んだはずやのにおはぎバク食いしてるのオモロイwwwこれからも頑張ってください！ (2020年11月11日 0時) (レス) id: 458cbba993 (このIDを非表示/違反報告)
snow - タコさん» 更新待ってました！これからも応援してます！頑張ってください！！ (2020年11月10日 21時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
タコ(プロフ) - snowさん» こんなにも暖かいコメントありがとうございます！最近あまりコメント無くて寂しかったのですが、snow様のおかげでまた自信を持てました！本当にありがとうございます！ご期待に添えるようこれからも努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年11月8日 22時) (レス) id: 33d5abc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タコ | 作成日時：2020年9月22日 10時
