【銀魂】真選組の小娘ちゃん ３

第110訓 煙管とタバコだとタバコの方が臭いらしいよ ページ24

「はースッキリした〜。」


用を足し終え手を洗う。案内という口実で着いて来ようとする変態を蹴飛ばし、少し迷いつつもなんとかトイレにたどり着いていた。


目の前の鏡には私が写っている。とても眠そうな顔だ。実際眠いのだから仕方ないが、瞼が重くてトロンとした目が中々元に戻らない。水で顔を洗おうかと思ったが、タオルがないのでやめておいた。


濡れた手をあの風が出てくるやつで乾かす。あのトイレに備え付けてあるアレで。あのヴォーーーという音を立てながら風が出てくる、あの、ちょっと名前分かんないけど、てか名前あんの？って感じだけど、まあアレだ。


あれコツがあるの知ってた？上から手を入れるタイプのやつだと、まず手を一気に入れて、その後ゆっ〜くり手を引き上げて、って、何？そんなこと言われなくても分かってる？ごめん。









「眠たい。」




一度大きな欠伸をしてトイレを後にしようと出口に向かう。


すると、さっき外で微かに漂っていた、あの香りが鼻をついた。




(煙？)




土方さんのタバコとはまた違うそれ。あまり強くない香り。





私は、足を一歩踏み出した。

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