消えた初恋、叶えたくて (ページ25)

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side青木

委員長「みんなにお知らせがあります
主役のふたりが風邪でお休みです」

「「「えー」」」

相多「2人とも！？え？なんで！？」

副委員長「昨日、
夜まで河原で自主練してたみたいで
2人とも熱出したって。」

委員長「どーすんだよぉ」

副委員長「せっかくみんなで準備してきたし
何とか代役で出来ないかな？」

「無理だろ」「俺ら照明やらなきゃだし」
「衣装も着替えとかあるから」「無理無理」

「ていうかさ、
手が空いてんのって大道具だけじゃね？」

副委員長「橋下さんは？」

橋下「へ？」

委員長「いける見えた！
橋下さんやってくれないかな？シンデレラ」

あ、まずい。

橋下「私は……」

副委員長「お願い！クラスのために！」

橋下「でも私、すごい緊張するから、」

橋下さん困ってる。

よし、ここは俺が助けないと……

『……あ！あの、、
私でよければやるよ？……シンデレラ』

咲良さん、手ふるえてるのに。

「咲良さんがシンデレラとか！
めちゃくちゃぴったりじゃない！？」
「めちゃくちゃ美人だし」
「リアルシンデレラだね！」

副委員長「じゃあ王子様役どうしよっか」

相多「てかさ、井田しかなくね？」

「『え？』」

委員長「うん、いける！この組み合わせ
化学反応すげぇ！」

副委員長「じゃあこの2人に
我が2年3組の命運を預けることに致します」