▽十八夜 ページ21
目が覚める。いつもの朝
隣は誰もいない。独りぼっちの朝
顔を洗い下のリビングへ行く
『センラ？まーた朝ごはん食べないで行ったの？』
部屋に行きスーツの数を見て確認をしようとする。
あれ？全部ある。
部屋を見渡す。センラと二人で使っている部屋だから何か変わってれば...
おかしい。スーツケースが一つない。
なん.....
あ、そっか。昨日出て行っちゃったんだ。
昨日の事が映画を見ているかのように頭の中を流れる。
あぁ、そっか。私が、追い出しちゃったんだ
そう自覚した瞬間すべての力が抜けるような感覚がして床にへたり込む
私の、私のせいだ。センラの方がつらかったはずなのに私が...！
罪悪感で埋まる。後悔しか残っていなかった
昨日出て行ったならまだこの近くのホテルとかにいるはず
近くにおいてある携帯を取りすぐに電話を掛ける
時間は8時。浦島坂田船の仕事は午後。今なら絶対出る
３コールが鳴り出る。
「...なんや」
疲れているような声がする。
寝てないのかな...？
オールしたときのまーしぃと同じような声に唾を飲み込み話しかける
『今すぐ帰ってきて』
「なんでや」
『とりあえず帰ってきて』
そう言い一方的に切る。
多分、センラなら帰ってきてくれる。だから準備を始める
自分のキャリーバックに荷物を積め、メモを書く。
もらっていたもの全てを机に置く
キーホルダー、お揃いの物、家の鍵
そして...婚約指輪
指輪を外す。他にないかと部屋を漁ると一つだけ身に覚えのないものがあった。
古びた鈴。もうさび付いていて元々の色なんてわからないくらいのもの
なんや、これ...
センラのかな？と思ったもののあるのは自分の物のスペースにある為多分自分の物だ
でも考えてもわからなかった。とりあえずもっとくことにする。
全ての準備が整い荷物を持ち家を出る。家に向かい一礼をしある人物に電話を掛ける
『...坂田？』
「んあ？なんやぁ？」
『坂田のところ、行っていい？』
「......そか、ええよ。」
『ありがとう、場所は？』
「昨日の公園の近くの歩道橋で」
『分かった。』
電話を切り歩き出す。
もうこれで大丈夫。
これでいいんだ
いいんだよね？
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サイラ☆*(プロフ) - 更新まってます！！！ (2017年10月17日 1時) (
レス) id: 31de9088da (このIDを非表示/違反報告)
む犬 - 初めまして!私はこういうお話が好きなのでとってもwkwkしています!更新頑張ってください！応援しています！ (2017年10月10日 20時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 初コメです(｀・∀・´)この小説読んでてほんとにドキドキで、毎回更新が楽しみです！頑張って下さい！！ (2017年8月28日 19時) (レス) id: 4efac94f63 (このIDを非表示/違反報告)
嘉乃(プロフ) - 私、少し切ない小説が好きなので、いつも楽しく読ませてもらってます！次も楽しみに待ってます！頑張ってください(^ ^) (2017年8月27日 21時) (レス) id: fb8c8f44bb (このIDを非表示/違反報告)
柊⇒うらたんLoveすぎる人間#(プロフ) - 初コメ失礼します、柊でs((誰だよ 夢主の気持ちがすごい分かって感動しました、ありがとうございます…(？)更新頑張ってください！ (2017年8月26日 21時) (レス) id: e176a315dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす(。∀ﾟ) | 作成日時：2017年8月8日 15時
