10.赤葦 ページ10
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ドアが開いた音がして視線を向けると月島と孤爪が帰ってきたみたいだ。
中に入ってくると、大きな月島に隠れた小さな女の子が見えた。
国「あれ?A?」
「·····くにみんだ」
月「知り合いなんだ」
国見と知り合い?
白鳥沢のジャージを着ているからきっとマネだろう。
孤「この子、多分俺らと同じ感じの子で部屋決まってなかったみたいだから連れてきた」
孤爪が俺の横に座りながらそう言った。
「·····初めまして」
女の子はこっちの様子を伺っている。
多分そう見えて何も考えてなさそうだけど。
赤「初めまして。梟谷の赤葦京治です」
「白鳥沢のマネの神崎Aです」
ペコッとする姿はとても可愛い。
荷物を置いた神崎さんは俺の近くへやってきた。
「·····赤葦さんは何年生ですか?」
聞く気あるのかって顔で聞いてくる。
「2年生です、神崎さんは?」
「···1年だから敬語とかさんとかいいですよ」
そう言ってへらぁっと笑った神崎さ···Aの笑顔に思わずキュンとした。
赤「俺にも敬語とかいいからね」
つられて笑顔になってしまう。
「あかーし、ここ乗ってもいい?」
嬉しそうに頷くと、俺の胡座を指してそう言った。
赤「···?いいよ、おいで」
この子はこんなに無防備で大丈夫なのか?
これが黒尾さんとか及川さんとかだったら襲われてたぞ、絶対。
座ったAは俺の腕を掴んで、自分の前に持ってきた。
つまり、俺が後ろからAを抱きしめてる状況である。
いつの間にかみんなバラバラのことしてるし、やっぱりこのメンバーは自由すぎる。
「···············」
無言で向きを変えたA。
向かい合う形になって、俺に抱きついてきた。
赤「·····どうしたの」
「眠い」
可愛いと思った、純粋に。
初対面のはずなのに一緒にいて安心する。
どこか、俺にとって心地よい雰囲気を持っているこの子。
いつの間にか意識が遠のいていった。
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ザイカ(プロフ) - "しらすさん"は笑った(*^^*) (2021年3月17日 14時) (レス) id: 2cebe15e55 (このIDを非表示/違反報告)
香奈(プロフ) - 白布くん好きなので凄い嬉しかったです!!また、白布くん落ちの作品待ってます。頑張って下さい! (2020年1月30日 21時) (レス) id: e378ea9447 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちを白布君にしてくれてありがとうございます!更新頑張ってください!! (2020年1月25日 9時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちとかあるんだったら白布君がいいです! (2019年12月20日 16時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むに。 | 作成日時:2019年12月18日 0時