vanillaのもしもの話 (ページ10)

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今日も呪文のような講義を必死に聞いて
そろそろお昼でも食べようかななんて

てか講義伸びたせいでお昼出遅れたじゃん、

1人で心の中で文句言ってたらスマホが鳴って来たメッセージ

JN [今どこにいる？]

ジェノとは学部は違うけどよく一緒にご飯食べてて
今日もそうだろうって講義室を言ったら

JN [そっち行くからそこで待ってて]

ん？何でここに？

不思議に思うけどまあジェノがきたら聞けばいいやって納得してたんだけど

「ねえねえ！理工のジェノくん、彼女いるっぽい」

「嘘！なんで？！」

「さっき可愛い子と一緒に歩いてたの！」

講義室に来た女の子2人組が、座っていた男女の集団に興奮気味に話す

どういうこと？ジェノに彼女なんて聞いてないけど？
これから紹介するつもりなの？

「でも見たことない子だった、学部なんだろ」

「食堂だろ？俺らも見たよ」

「めちゃくちゃ可愛い二人組の女の子」

「ふわふわ髪の美少女の頭撫でてたよな」

ふわふわ髪……。美少女……。頭撫でてた……。

いやそれもうAじゃん、何？Aそっくりの彼女？

「女の子がナンパされてる所、ジェノさんが助けてたんだよ」

「何それ！私ジェノくんタイプだったのに〜」

ジェノや、どうなってんの？

　