vanillaのもしもの話 (ページ34)

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_A

今日で最後だったバイト

週末にプレゼントを買って、ジェノのとこに行って、って頭の中で繰り返しながらお店を出たら話しかけてきた知らない男の人

正直今はジェノのことで頭がいっぱいなのに、なんてちょっと酷いこと考えてしまうけど3人もいる相手に少し怖くて下を向きながら話してた

そしたらその人達が自分が今一番悩んでることを突いてきて思わず自分の中にあった気持ちを知らない人相手に話して、おまけに涙も出てくるし本当に私何やってるんだろう

困ってるお兄さん達に謝らなきゃって思った瞬間

後ろから聞こえた自分の名前を呼ぶ大好きな声

私のところに走ってきて私の肩に手を置いて私をじっと見つめてる

A「ジェノ、」

JN「うん」

A「聞いてたの？」

JN「うん」

なんで、そう聞く前に抱きしめられた身体

JN「ごめん、知らなくて、避けちゃってごめん」

A「ジェノは悪くないよ」

JN「ううん、Aが悲しんでるの気付いてた。自分もAと話せなくて辛いのに」

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