vanillaのもしもの話 (ページ29)

今日:105 hit、昨日:40 hit、合計:87,946 hit

・ページ29

・

HC「ジェノのために頑張ってたんだろ？だったら続けて、プレゼント買って、それで謝ればいいよ」

RJ「うん、来週で終わりだろ？だったらあと少しじゃん」

真剣な顔でそう言ってくる2人に、背中を押されたような気分になる

来週、それまでにジェノの気持ちが無くなっちゃったらどうしよう、他の子と仲良くなったらどうしようって不安になるけど、もしそうなったとしてもジェノのことがすきだから、ちゃんとプレゼント買って謝らなきゃ

次の日、朝ロビーに行ってもジェノは私と目を合わせてくれなかった

電車に乗る時も、学校への道も、いつもはニコニコして何回も目を合わせてくるのに、一度も無かった

学校ですれ違っても、偶然合った視線はすぐに逸らされて、ヘチャンや、ロンちゃんも、ナナも気まずそうに苦笑いをして、私のせいでこうなってるのが申し訳ない

違うクラスの女の子達が、

「ジェノくんとAちゃん別れたっぽい」

「付き合ってたの？」

「幼馴染で付き合って別れるの気まずそ〜」

「でもジェノくんフリーならチャンスあるしラッキー」

なんて話してるのが聞こえた時は本当に泣きたくなって、1人でこっそり泣いた

・