vanillaのもしもの話 (ページ3)

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一人暮らしを始めてからも、ナナはよく私の部屋に遊びにきて、たまに私がナナの部屋に行って

最初はそうやって大学が離れてもよく会ってたのに

ふと気付いたらナナが最後に私の部屋に来たのいつだっけって

チェリンちゃんとカフェに行ってメニューを見るだけで、苦いコーヒーの名前を見るだけでナナが好きなやつだ、ナナに会いたいって思うようになってしまった

でもナナは医学部だし、私なんかと比べものになないくらい難しい勉強をしてるだろうし邪魔はしたくないなって

CL「彼女なんだから、邪魔とか思わないでしょ」

うーーーーーーーーん。

ん？

………。

「私って彼女なのかな…」

CL「何？！どゆこと？！」

「愛してるって言われたし、私も特別だって言ったけど、
　付き合おうとは言われてない」

CL「待って、よく家来てたんだよね？え？そういうことしてないの？」

「キスはした…！」

CL「その先は？」

「……………。そんなの、知らないよ。そんな大人な話」

CL「私たちもうほぼ大人だよ、周り見渡してみ、ここにいるほとんどはもう卒業してるよ」

「なっ！？」

嘘、それが普通なの？私めちゃくちゃ子供じゃん…

って、人の多い食堂で座ったまま周りを見渡して

「あ」

よく知ってる丸くて可愛い三白眼と目が合った