vanillaのもしもの話 (ページ15)

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_(JAEMIN)

今考えると、保険をかけてたんだと思う

ずっと一緒にいたから

近くにいすぎたから、これ以上近ずいたらAが後ろに下がるんじゃないかって不安だった

幼馴染以上、恋人未満

そこに留まって、安全圏にいて

でもAを他の誰かには取られたくなくて
彼氏ぶってた癖に彼女になって欲しいとは言えなかった

4人でずっと守ってきたAだから、Aの周りに柵を立てて、その内側で自分たちが見張ってるような

そうやって、狭い世界に閉じ込めて守ってきたから

いつか外の世界を知った時に、自分から離れていくのが怖かった

付き合って、Aが違う人を見るようになって、そしたらもう幼馴染にすら戻れないんじゃないか

それだけぐるぐるずっと考えてたのに、Aをこんなに悩ませてることには気付かなかった

「私はナナの彼女がいいの。特別とか、大切とか、そんなのじゃなくて彼女がいい。ナナが他の女の子と話してたらやだ。ナナとキスした時だって、本当はドキドキして死にそうなくらいだったの。曖昧な言葉はやだ。私はナナが好き、

泣きながら必死に話すAに、あー、もう辞めようって

この先のことなんてどうでも良い、Aが他の誰も好きになれないくらいずっと愛してあげよう

A、ナナはAのこと、特別だし、大切だし、好きだし、愛してるよ