vanillaのもしもの話 (ページ14)

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JM「もしもし？ジェノ？見つけた。うん。今中庭いる。
　分かった、よろしくね」

ジェノに電話をかけて、それが終わったら

JM「チェリンさん？今日はジェノが送っていくって」

私に向かってそう言ったナナ

明日チェリンちゃんに謝らなきゃ…ジェノにも…

JM「2人で話しなって、A、どうしてここに来たの？」

真っ直ぐ私を見つめて、ゆっくり聞いてくるナナの目に、
あぁ、もう全部言わなきゃって

「ナナにとって、私は何？」

JM「え？」

「ナナは私にとって特別だよ。それは他の3人も一緒。

　ナナもそう思ってくれたら良いって昔は思ってたの。

　でももう違うの。

JM「違う？」

「私はナナの彼女がいいの。特別とか、大切とか、そんなのじゃなくて彼女がいい。ナナが他の女の子と話してたらやだ。ナナとキスした時だって、本当はドキドキして死にそうなくらいだったの。曖昧な言葉はやだ。私はナナが好き、

勢いで話して、途中で涙が出て来たけどなんとか言い切って息を吸おうとしたのに

ナナに口を塞がれて、ナナの顔は近すぎて見えなくて

「ん、ナ、くるし」

何とか喋ろうと唇を離して言ったのに今度はさっきよりも強引に、深くキスをしてくる

ナナの片手が頭の後ろに回ってて反対の手は捕まえるように体を包んでて、

逃げられないキスに頭がぼーっとして力が抜ける