vanillaのもしもの話 (ページ11)

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近くで繰り広げられる親友の話に
気になってソワソワしてきた、ジェノ早く来て

そう思ってスマホで時間見てたら

「ジェミンくん」

後ろから掛けられた声

「ここ、聞き逃したの、書いてたら見せてくれない？」

ソヨンさんは同じ学部で、グループワークで同じになった人

頭良くてグループ内でも頼りになる

JM「書いてるよ、はい」

プリントを渡すと、隣に座って必死に書き写す彼女

SY「今の講義、眠くなっちゃって笑」

JM「ソヨンさんでも眠くなるんだ」

SY「何それ、私の事なんだと思ってんの笑」

JM「秀才？笑」

そんな会話をしてたんだけどさっきより静かになった気がする講義室にあれ？って

みんなの視線が前の方の入り口に向いてるから自分もそっちに目を向けたらさっきまで噂の的だった親友

とその隣

「え？A？」

ずっと会いたかったはずの女の子が泣きそうな顔でこっちを見てる

なんでいるの？
幻覚？会いたすぎて幻覚見えるようになったの？

ハッとした顔をした後、走り去るその子を見ても
しばらく動けなかった