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気づけば泣いていた。1人よく分からないところで泣いていた。
人混みに流されるままに着いた場所は全く知らないところで。道端で泣く私を見て変な人と笑う子供にどこかの母親が｢こら、みてはいけません！｣と注意する。
変な人でもいいよ……どう思われたっていい。もうどうだっていいよ
この気持ちを誰に言えようか。
この切なさを虚しさを敗北感を誰に理解してもらえようか。
結局私は1人でちっぽけな人間なんだ。
そうだ。私はちっぽけな人間なのだ
浦島坂田船というグループに出逢えたことはそう、運命だった。
浦島坂田船のマネージャーになれたのは神様の優しさだった。運のない私への最高のプレゼントだった。
とめどなく流れる涙を拭きながら考えていた。
これからのこと。
私はどうして行けばいいのか。どうするべきなのか。もう浦島坂田船にとっても私は必要無いのかもしれない…………と。
こんなことなら出会わなかった方が良かった。
彼らの優しさを甘さを知らなければ良かった。今頃知らないままなら純粋にオタクとして彼らを応援し、日々生活に追われながら今まで通りの生活が出来ていただろう。
その時、スマホの通知が鳴った。
直ぐに画面を開きぐしゃぐしゃな目を擦りながら文面を読む
【早く僕のところに戻っておいでよ】
あぁ彼奴か。こんな文面送ってくるのなんて宛先を見なくともわかる。こんな時にまで送ってくるやつなんて彼奴しかいないのだ。気色悪い。気味が悪い。でも私を本当に必要にしてくれているのはもしかしたら此奴なのかもしれないとふと思う。私には此奴しかいない………………なんてそんなわけない。馬鹿馬鹿しい。泣きすぎて頭も回らなくなってきているのだろう。思わず鼻で笑う。
嗚呼私ってなんて愚かなんだろう。
通知が来た瞬間に開いたのはもうそういう事だった。分かっていた。こんなことを言っておきながら結局は彼らに甘えようとしてるのだ。もしかしたら彼らが私を心配してくれているのかもしれないと。…………本当に駄目になってしまったものだ。
整理が付かないまま時間だけが経っていき気づけば家に帰っていた。よく分からない土地からどうやって帰ったのか覚えていない。気づけば家に居て朝を迎えていたのだ。
(こんなに飲んだの何時ぶりだっけ)
目の前に広がる缶を見て息がこぼれる。
目尻には乾いた涙、取らないままで寝てしまった化粧を朝から落とす。
暫くはこの話は彼らには内緒にしておこうと思いながら。
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Ｒ−アル−(プロフ) - …………？！！？！続きめっっっちゃくちゃ気になります……！終わりになってしまっているのですが更新停止という事……ですかね？復活待ってます！！！ (1月3日 2時) (
レス) @page21 id: 8b5171215e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2022年1月27日 5時) (レス) @page21 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
歌い手厨兼ボカロ廃(プロフ) - できるだけ笑って(口だけ)言うと近ずかなくなりそう← (2020年9月6日 0時) (レス) id: 93805e8747 (このIDを非表示/違反報告)
歌い手厨兼ボカロ廃(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！私が夢主ちゃんだったらこう言うかな、『私ね、興味のない人から貰う愛って世界一気持ち悪いの、だからまだ《愛している》なら私のために二度と関わらないで？もし関わったら警察呼ぶから。』って (2020年9月6日 0時) (レス) id: 93805e8747 (このIDを非表示/違反報告)
みほろ(プロフ) - nes_nes_nes_nesさん» ありがとうございます！頑張ります！最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！！ (2020年9月3日 21時) (レス) id: a8f528f825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほろ | 作成日時：2020年7月16日 21時
