逃避行6 ページ8
『んぅ…?』
目が覚め、周りを見渡すとそこは私の部屋のベット。
Br「あ!目覚めた?」
『あ、赤尾くん。目は覚めたけど…』
Br「けど?」
『…なんで赤尾くんもいるの!?』
Br「あっはっはwそりゃAさんのポケットに入ってる鍵で開けて入ったからだよ〜?」
『不法侵入!?』
Br「まぁまぁ、それじゃあ大切なもの全部持って、一階に来てね〜あと、ここでしたいことがあったらそれも考えて来てね。」
『分かった…』
そのまま赤尾くんは下に降りて行った。
とりあえず大切なものを持っていこう。
まずはお金と通帳と銀行のカード。これ大事。
お金がないと逃避行なんてできないからね。
あと着替え。
少し大きめのバックに四季ごとの着替えを詰め込む。
そして私の一番大事な物をチェーンに通し、首にかけた。
それはレンギョウとアングレカムの花が彫られている指輪。
何故か昔から持っているこの指輪。
お母さんがお父さんにもらった指輪なのかな、なんて。
でも一番大切な人が私にくれた物な気がするんだよね。
まぁ実際のところはわかんないけど、この指輪は大切だと思える。
荷物準備が終わったので身だしなみを整え、荷物を持ち赤尾くんの待っている1階に降りた。
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