解説とあとがき2 ページ13
アセビの花言葉は「犠牲、献身、あなたと二人で旅をしましょう」。
5人の騎士は2人を守るための「犠牲」と「献身」、白のお姫様に思い出させるための「犠牲」と「献身」になりました。
5人の騎士は2人を自分が犠牲になってでも守り、2人に幸せになって欲しかったんです。
童話にもその行動が出てますよね。
2人を守るためにやられてしまったのですから。
ですがそれは叶いませんでした。
「赤の王子様」と「白のお姫様」は毒でやられてしまいましたから。
赤の王子様は白のお姫様に対して「あなたと二人で旅をしましょう」と送りました。
そして白のお姫様は赤の王子様に向けて「あなたと二人で旅をしましょう」と送ったのです。
この花言葉の「旅」の隠れた意味は「
そう、これが今世に2人しかいなかった意味なのです。
5人の騎士はWT国に転生していました。
そして毒などを取り除いたり、前のような城に直したりしていました。
2人が帰ってくることを予測していたから。
ですが赤の王子様と白のお姫様の2人は「地球」という世界に転生しました。
5人の騎士は2人に直す前の戦闘で変わり果ててしまった城をもう1度見てほしくなかったのでしょう。
そして1番気になるのはアセビの花を置いていった「誰か」。
それは赤の王子様の祈りです。
白のお姫様がもらった指輪からこの花を持った赤の王子様の祈りが出てきたんです。
それは「またWT国でみんなと会えるように。」という祈りでした。
だからこの3つの花だったんですね。
そして、最後記憶を戻し起きたA。
童話に出てきた指輪を自分が大切にしている指輪だと気づき、童話と同じように右手の薬指につけてみました。
すると横に花が置いてあることに気づきます。
なぜ今？と思う方がいると思います。
右手の薬指につける指輪は、「指導者」、「勇気やリーダーとしての力をもたらす」、「リーダーシップや行動力を発揮したいときに効果的」、「勝負に臨むときのお守りとしてパワーを借りる」といったいろんな意味が意味があります。
前世の記憶を思い出す花が横にあるよ。とAに指導したのです。
そして横に置いてあったヘリクリサムという花。
これは本編でもあるように「記憶」という意味があります。
なんとなくで誰かが置いたんでしょうが、それが記憶を思い出すことに繋がる糸だったんです。
そして2人は付き合います。
今世こそ、お幸せに。
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