男は、、、 ページ8
アイリス「叶うのならいつまでもこうしてあなたと緩やかな時を過ごしたい」
アイリスはカイロ・レンの胸に寄り添う。
カイロ・レンは落ち着いたのかアイリスをそっと優しく抱きしめる。
レン「俺の手を取ったかと思えばお前はまた俺の手を離そうとする。」
アイリス「離しはしない。あなたと触れられなくても、、、」
アイリスはカイロ・レンの胸にそっとキスを落とした。
アイリス「私はここにいる。」
カイロ・レンがアイリスの顔を上から覗くと、アイリスは切なく、儚く、、小さく、、、笑ってみせた。
スターデストロイヤーに戻るなり、アイリスは直ぐに眠りについた。
カイロ・レンはアイリスの寝顔を見ながら不穏な気配に警戒していた。
そして、その気配が、、、ついに、、、、、、
姿なき声で全銀河を恐怖に陥れた
それは復習を誓う元皇帝 パルパティーンの声であった。
そして、ファーストオーダーの最高指導者であり、アイリスの恋人でもあるカイロ・レンの耳元にもパルパティーンの声が忍び寄った。
皇帝「スノークではあの娘を救えなかったであろう?」
カイロ・レン「貴様にも救えない。待っていろ、ファーストオーダーの脅威となる貴様は俺が殺してやる。」
皇帝「愚かな、、、娘は自分の霊体を飛ばせるほど弱りつつある。すぐにお主もそれを目の当たりにするであろう。その時は、、、待っておるぞ。」
パルパティーンは不敵な高笑いをしながら次第に声は聞こえなくなっていた。
カイロ・レンは一瞬ルークとの修行を思い出した。
レン「古のジェダイと交信できるようになる、、、それはジェダイの話しだ。なぜアイリスがそのようなことが出来る。」
それ以降、パルパティーンの言葉の通りアイリスは日に日に弱るばかりであった。
ご飯は毎日、どんなに忙しくてもカイロ・レン自らアイリスの部屋に行き食べさせていた。
レン「今日はお前の好きな果物もあるぞ。」
アイリスはカイロ・レンの助けを借りながら上体を起こした。
アイリス「それで部屋が甘い香りになっていたのですね、とてもいい香り。」
カイロ・レンに身を預けながら彼の手を握る。
カイロ・レンはその弱々しい力に顔を顰めた。
それに気付いたのかアイリスは微笑みながら
アイリス「レンはこの果物食べたことがありませんでしたね。はい、口を開けてください。」
カイロ・レンは あぁ、と少し驚きながらも差し出された果物を口に入れた。
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nanasuke(プロフ) - Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期さん» ありがとうございます!外伝も頑張ります! (2021年7月22日 20時) (レス) id: 802f23a149 (このIDを非表示/違反報告)
Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期(プロフ) - 完結おめでとうございます!綺麗で儚い終わり方が夢主に合っててすごく素敵でした!外伝も楽しみにしてます〜 (2021年7月22日 13時) (レス) id: c3277ede91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2019年12月21日 10時