Space of Princess 4 (ページ21)

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裏切りページ21

その頃、レイはカイロレンの口から衝撃の事実を聞かされていた。

レン「お前も皇帝と同じ力が使えるんだ」

知りたかったことのはずなのに、レイは受け入れずにいた。そして、同時に両親の愛を感じていた。

レン「何をするべきかわかっているはずだ」

レンは再び手を差し伸べるが、レイはその手を取らなかった。

レイは駆け付けたファルコンに飛び乗り去っていった。

アイリスが部屋に戻ろうとするとプライド将軍がアイリスの道をふさいだ。

アイリス「部屋に戻ります、道を開けてください」

プライド「これはこれは、姫様。失礼を」

将軍が道を開けアイリスが通り抜けようとすると、

プライド「あぁ、そういえば。ファーストオーダーの中に裏切り者がいましてね？」

アイリス「、、、」

プライド「先ほど始末しておきましたので、ご心配なく」

アイリス「レジスタンスの手の者ですか？」

プライド「いいえ？あなたもよく知っているものですよ」

アイリスは少しだけ振り返るとプライドは嫌な笑みを浮かべて

プライド「ハックスです。姫もいろいろお気をつけて」

アイリスは意外な名前を耳にして目を見開いた。

プライド「光に惑わされし心弱きものだったのです。誰に吹き込まれたのやら」

アイリスは無表情でプライドを見ながら

アイリス「殺さずに情報を聞き出せばよかったのです。むやみに殺すものではありません」

アイリスはそういい捨てると部屋に戻っていった。プライドはその後ろ姿を睨みながら

プライド「白々しい、、、お前も所詮は人形。闇に屈服するしかないないのだ」

一方カイロレンはシディアスと交信していた。

シディアス「余に背く気ではなかろうな？あの娘がまだ生き残っておる」

レン「必ず暗黒面に導いて見せましょう」

シディアス「こころせよ、こちらにはファーストオーダーの数倍の艦隊がある」

シディアス「必ず成し遂げよ、さすればアイリスも永遠だ」

レンは交信後、外に広がる宇宙を眺めながら、

レン「もう少しで、、、お前は永遠となる」

部屋に戻ったアイリスは何かを悟ったかのように机の上に置いてある花瓶の花を取るとベッドに横になった。

ふぅ、と息を吐くとお腹の上で組んでいる手に握られている青い花と同じ花が部屋中に咲き始めた。
するとアイリスの心臓の位置が光りだした。

光から出てきたのは手のひらに収まる大きさの青いクリスタル。

つづく