夢のつづき ページ16
???「そして、私が愛してしまった女性だ。」
アイリス「あなたが?」
???「しかし、ジェダイはひとつの物や人に執着してはいけない。暗黒面への落とし穴となる。」
アイリス「、、、、」
???「こう見えて鈍くてね、自分の気持ちに気が付かず、弟子に言われて意識をしたんだよ。おかしいだろ?」
ふっと苦笑いをするジェダイ
アイリスも少し困ったように笑いながら
アイリス「何故ジェダイというものは自分の気持ちに鈍感なのでしょうね。」
アイリスはふふっと笑うと「彼」のことを愛おしそうに話した。
アイリス「自分の心を偽りの感情で隠してしまったり、自分の気持ちに気づいたかと思えば、どうすればいいのか分からなず戸惑ってしまったり、、、」
アイリスは最後にジェダイに向かって最高の笑顔を振りまきながら
「そんなところが、愛おしくて仕方が無いんです。」
???「おや、惚気けられてしまったね。彼女の生まれ変わりと言われて納得せざるを得ないよ、まったく。」
アイリス「やはり、似てますか?たしかに、顔は似ているのと思いますが、、、」
ジェダイはそういいながら自分の顔をぺたぺた触りながら疑問の表情を見せるアイリスの肩をポンと手を置いた。
???「いや、最も彼女と似通っているのは君の心だよ。」
アイリスが顔を見上げると、ジェダイの体が消えかけていた。
夢の時間の終わりを告げているのだ。
???「よくお聞き、シディアスが作った君の入れ物は極めて危険だ。君の魂が入れば彼女の能力が完璧に使えるようになるだろう。だがその能力は彼女さえ苦しめた。もう二度と使われるべきでは無いのだ。」
???「生まれ変わりという言葉を何度も聞かされることがあると思うが。自分を見失ってはいけないよ?君は君だ。例え彼女の魂と一緒だと言われようが、、、いいね?」
アイリスは静かに頷くとジェダイは光の中に消えていった。
アイリスも意識が遠のいていくのを感じた。
アイリスが目を覚ますとそこはいつもの部屋と違っていた。
アイリス「レンの、、、部屋?」
アイリスはもうひとつ気が付いた。体が前よりも軽いのだ。弱々しかったのが嘘のように、ロボットに助けられることも無く起き上がることもできた。
アイリス「ジェダイマスター、、、、感謝致します。」
アイリスはベッドから抜け出すと外がやけに騒がしいことに不安を覚えた。
つづく
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nanasuke(プロフ) - Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期さん» ありがとうございます!外伝も頑張ります! (2021年7月22日 20時) (レス) id: 802f23a149 (このIDを非表示/違反報告)
Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期(プロフ) - 完結おめでとうございます!綺麗で儚い終わり方が夢主に合っててすごく素敵でした!外伝も楽しみにしてます〜 (2021年7月22日 13時) (レス) id: c3277ede91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2019年12月21日 10時