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アイリスはカイロ・レンの胸の中で泣きながら ふふっと笑った。

アイリス「私は、本当に欲深い女です。このような姿になっても、生きたいと思ってしまった。」

アイリスは自分のやせ細った手を見ながら言う。
その手を優しく包み込む大きな手。

レン「きっと、きっと元気になる。」

アイリス「少し、落ち着きました。」

レンの胸板に頬を擦り寄せる。

レン「お前は、いつも1人で戦おうとする」

アイリス「いつも愛しい人を見ていますから。似てしまったのですね」

2人は互いに額をくっつけ、ふふっと小さく笑った。

レン「本当に、、、困ったやつだ。」

アイリス「レン、覚えていますか?」

アイリスは少しだけ離れると、レンの頬に手を添える

レン「何をだ?」

アイリス「スターキラー基地から私が離れる時に。言った言葉です」

レン「今でも凍りつく様なことをしたな」

アイリス「えぇ、でも、、、わたし、、、、は、、、、まっ、、、、てい、、、ま、、、す」

アイリスは泣き疲れたのか、レンにもたれかかって寝てしまった。

レンはアイリスを抱き上げ、部屋をあとにした。

レンは自室に戻るとロボットに用意をさせておいたキングサイズのベッドにアイリスを寝かせた。

レン「お前が息抜きになるからと、俺の自室まで歩かせていたが。もういいだろう?」

アイリスの頬を優しく撫でながら額にキスを落とした。

そのとき、、、レンの心にシディアスが囁いた。

シディアス「もう後には引けぬぞ?ファイナルオーダーを受け入れよ。そして、帝国を永遠にするのだ。」

レンはアイリスの手を優しく握りながら応える

レン「あの娘の正体が本当ならば、、、アイリスを好きにさせているのもそれが狙いか。」

シディアス「その方が都合がよかろう?新しい入れ物は既に出来ておるのだ。」

レンはその言葉に黙る。

シディアス「ぬかるなよ?全てを手に入れるためである。ダークサイドこそ、全ての救いだ、、、、」

シディアスの声が消えると、レンはアイリスにシーツをかけ、、部屋を出た。

一方、、、アイリスは1人夢の中にいた。


真っ白い空間にアイリスただ1人。彼女にとっては見覚えのある景色だった。

アイリス「いるのですか?ジェダイマスター。」

アイリスが問いかけると、光の中からいつかのジェダイが現れた。

???「やぁ、アイリス。」

アイリス「シディアス卿が私に新しい入れ物を用意したと、、、」

???「そうだ。それが君の先祖だ。」

???「そして、私が愛してしまった女性だ。」


つづく

夢のつづき→←不安



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設定タグ:スターウォーズ , カイロ・レン , SpaceofPrincess   
作品ジャンル:SF
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nanasuke(プロフ) - Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期さん» ありがとうございます!外伝も頑張ります! (2021年7月22日 20時) (レス) id: 802f23a149 (このIDを非表示/違反報告)
Cotton[洋モノ、洋ゲー民]@更新不定期(プロフ) - 完結おめでとうございます!綺麗で儚い終わり方が夢主に合っててすごく素敵でした!外伝も楽しみにしてます〜 (2021年7月22日 13時) (レス) id: c3277ede91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanasuke | 作成日時:2019年12月21日 10時

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