陰でうごめく者 ページ10
あれから数日後……
アイリスは自室に戻るとNR2が一通の手紙を差し出した。
NR2「カイロ・レン様からのようですが。」
アイリス「レンが?」
NR2「はい、ですが本人から渡されたわけではありませんので。確認をとってから行かれた方がよろしいかと。」
アイリスは手紙の内容を読んだ。
『愛しいアイリス。今夜君に見せたいものがある。君なら来てくれると信じている。待っているよ。レン』
アイリス「もしこれが誰かの罠だとするなら、犯人の狙いは私です。」
NR2「お嬢様、カイロ・レン様にご相談されてはいかがですか?ワタクシとても心配です。」
アイリス「いえ、レンは今新しい任務でお忙しい。
こんな事でお手を煩わせたくありません。大丈夫、念の為に護衛ドロイドを連れていきます。」
そういうとアイリスはふよふよ浮いている可愛らしいドロイドを呼び出した。
NR2「失礼ですが、このような小さなドロイド。心もとないのですが……」
アイリス「あら、こう見えて電気ショックを与えるくらいのことは出来るのよ?」
NR2「左様ですか。ですが私は反対ですからね!」
アイリス「落ち着いて、これは私にとってチャンスなのよ?彼の名を語って私をおびき出そうとしている。何が目的なのか、確かめないと。彼の役に立てるかもしれない。」
アイリスは護衛ドロイドと共に部屋を飛び出した。
NR2「これは大変なことになりました。カイロ・レン様は今辺境の星に任務に行っておられる。なんとか通信機を使えればいいのですが。」
NR2は部屋についている通信機をいじり始めた。
一方アイリスはドロイドと一緒にカイロ・レンの部屋に来ていた。
アイリス(この部屋にいれば、私を呼び出した犯人が必ず来る。犯人の目星はついている。)
アイリス「ドロイド?あなたは見られると警戒されてしまうから隠れていて?」
ドロイドは言われるとピピっと機械音を鳴らしながらクローゼットの陰に隠れた。
NR2 said
NR2「通信機でメッセージは送りましたけど、これで間に合うか分かりませんね。誰か信用できる方は……艦隊に残っているレン騎士団の方々が良いですね。ハックス将軍の部下の方はやめておきましょう。なにか嫌な予感がしますから。」
アイリスSide
カイロ・レンの部屋で待つこと数時間。アイリスは動くことなくドアを睨みつけていた。
しばらくするとそのドアが無機質な音を立てて開く。
「アイリス。やはり来たか。私だと分かっていても。」
そこには不敵に笑うハックス。
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nanasuke(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 死神さん» コメントありがとうございます!なんだかんだで30話ほどになりました!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 通りすがりさん» カイロ・レンが主にですね!ポー・ダメロンも活躍できるようこれからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 読者Aさん» 楽しみにしていただいて恐縮です!これからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - スカイさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2017年12月26日 3時