カイバークリスタル ページ38
レン「あいつが飲み込んだのは化学物質なんかじゃない。カイバークリスタルだ。」
ハックス「かつて帝国軍がデス・スターの機動力としてジェダイ寺院から取り出したと言われる希少なクリスタル。」
レン「見方によれば破壊的な兵器であることに間違いはない。だが量が少なすぎる。」
ハックス「最高指導者はその数量であの兵器を使おうとしているのか。」
レン「そこまでは知らないが、お前もあいつに心奪われたものならばこれからどう動くべきか。わかるな?」
部屋を出るカイロ・レンにすれ違いざまに告げられた事は、ハックス将軍にとって驚きが隠せないものであった。
ハックス「私が、、姫を?」
一人残されたハックス将軍は言われた言葉を頭の中で繰り返していた。
ハックス(遊びでしかなかった。適当に絡んで、困らせてやろうと。だがそこにレンが入ってきた。最高指導者の言う通り。やつは姫に恋をした。すべてシナリオ通りだったのにモヤモヤする私がいた。やつの残虐な姿を見ても姫は優しい彼を信じるだの何かとレンを庇っていた。その姿が実に腹立たしかった。)
想えば想うほど彼女への恋心を自覚していくハックス将軍。
ハックス(私が姫を傷付け、レンが守る。それを見る度に壊れてしまえばいいと思った。壊れて壊れて壊れて壊れて壊れて壊れてコワレテコワレテ、、、)
ハックス将軍は機械的な天井を仰ぎ見た。
ハックス(手に入らないのなら、、、壊すしかない。だがただ壊すのも面白くない。カイバークリスタルか。通常の兵器よりややこしくなった。)
……
カイロ・レンSide
レン(一緒にいる時が増えて、もしやと思ったが。彼女の中にフォースではない別の力を感じた。あれはライトセーバーと同じ力。すなわちカイバークリスタル。さて、レジスタンスがこれに気づいているのかだな。恐らくハックスと同じ情報しか持っていないだろうな。ただの兵器だと思っている。問題は俺か……)
カイバークリスタルはフォースと共振し、本質的に光明面(ライトサイド)と調和をしている。そのためシスがクリスタルを使用する時はクリスタルが抵抗する。シスはクリスタルを無理やり従属させるためシスのライトセーバーは血が流れたような紅の色をしている。
純粋なカイバークリスタルを体内に秘めているアイリスとそれを従属させようとしてしまうシスのカイロ・レン。二人が共にいればいるほど、アイリスの体は弱まってしまう。カイロ・レンはこれを恐れていた。
つづく
64人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nanasuke(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 死神さん» コメントありがとうございます!なんだかんだで30話ほどになりました!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 通りすがりさん» カイロ・レンが主にですね!ポー・ダメロンも活躍できるようこれからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 読者Aさん» 楽しみにしていただいて恐縮です!これからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - スカイさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nanasuke | 作成日時:2017年12月26日 3時