奇襲 ページ26
カイロ・レンが見つめる記録には載って欲しくない人物の名が記されていた。
レン「アイリス、、、」
カイロ・レンにありとあらゆる感情が押し寄せてきた。恐らく彼女はこのことを知らない、いや。覚えていないと言った方が正しいか。その化学兵器をアイリスが飲み込んでいてスノークがそばに置いているとしたら、、いつか使われる日が来るのだろう。
レン「俺に、、俺にどうしろというのだ。あいつを兵器として使えと。」
すると外から1人のトルーパーが走ってきた。
「至急、HD-43の艦隊にお戻りください! 敵襲です」
レン「なんだと?レジスタンスか、、、狙いはあいつだ!すぐに出発だ!急げ!!!」
攻撃に遭っている艦隊には眠るアイリスが乗っていた。
アイリスSide
意識の遠くの方で何かが騒がしく音を立てているのが分かる。なんでしょう。それに、何人もが走っていく音も。何かが起きている。
ゆっくりと目を開けると部屋全体が赤く点滅し、緊急警報のようなものが鳴り響いていた。艦内放送では
『我々はレジスタンスの奇襲を受けている。繰り返す!我々はレジスタンスの奇襲を受けている!奴らが乗り込まないよう攻撃部隊はハッチに集まれ!パイロットは直ちにTIEファイターを出撃させよ!』
アイリス(き、しゅう?れじすたんす?奇襲?!レジスタンス?!!!)
徐々に頭が冴えてきて状況を飲み込み始めた。
アイリス(皆さんきっとお強いから心配はないと思うけど、問題は動けない私ですね、声も出ないし。)
Kを起動させ、護衛モードに切り替えた。しかし部屋の前で護衛しているトルーパー達の声が聞こえた。
「レジスタンスどもめ!ここは立ち入らせないぞ!」
銃と罵声の音が鳴り響く、耳を塞ぎたくてもできない。彼女に恐怖が全身を襲ってきた。そのうちに誰かのうめき声が聞こえるようになりドアが開いた。
アイリス(こわい!!)
できる限り強く目を閉じるアイリス。そんな恐怖とは裏腹に不意に優しい声が降ってきた。
??「アイリス!俺だ!ポーだ!」
アイリス(ポー?ポー・ダメロン?あなたなのね?)
恐る恐る目を開けると、たくましくなったポー・ダメロンの姿が。
ポー「声が出ないみたいだな、だがもう大丈夫だ!俺が来た!さぁ、ここから出るぞ!」
彼女を抱えようとするポーを必死に首を振って止めた。
アイリス(だめ!私には待っていなくちゃいけない人が!」
つづく
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nanasuke(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 死神さん» コメントありがとうございます!なんだかんだで30話ほどになりました!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 通りすがりさん» カイロ・レンが主にですね!ポー・ダメロンも活躍できるようこれからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 読者Aさん» 楽しみにしていただいて恐縮です!これからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - スカイさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2017年12月26日 3時