その感情、厄介。 ページ14
アイリスがカイロ・レンに深いキスをすると、彼もまたキスに応えた。終えると先程の任務での戦闘の疲れでか、カイロ・レンはゆっくりと膝をついた。
アイリス「レン?レン??しっかり!!」
ゆっくりとアイリスに倒れ込むカイロ・レン。しかし筋肉質で装備も重い彼を支えきることが出来ずにカイロ・レンが覆いかぶさるように倒れてしまった。
彼は小さく寝言のようにアイリスの名を呟いた。
アイリス「疲れてるのね、はやく運ばないと。」
すると物陰から先程の護衛ドロイドが顔をひょっこりと出す。
アイリス「さっきの!あの時はありがとう、名前は?」
ドロイドは安心したのかゆっくりと彼女に近づき名前を文字に出した。
Kー3PS
アイリス「これがあなたの名前ね、じゃあK?取り敢えず人を呼んできてもらえる?」
Kが早速人を呼びに行く行こうとすると、アイリスの耳元に低い声が響く。
レン「その必要はない。ここで休む。」
アイリス「レン!!起きたのですね!よかった!」
アイリスの上から退こうとするカイロ・レン。
レン「お前も部屋に戻れ。」
あきらかに機嫌が悪く声がいつもより低い。
アイリス「でも!」
レン「戻れと言っているだろう、」
カイロ・レンの有無を言わせない一言にアイリスは静かに「はい」といって下がるしかなかった。
アイリス「おやすみなさい、レン」
レン「……」
アイリス「行きましょう、K。」
カイロ・レンの様子を気にしながらも自室に戻るアイリス。
翌朝。
カイロ・レンは目覚めると自分に掛けられている毛布に気が付いた。そしてベッドの横にアイリスが朝食を持つKと共に椅子に腰掛けていた。
レン「おまえ、なんで。」
アイリス「あんな様子でほっとけって言われて納得する方がどうかしています。今日一日、なにも任務もないみたいですからお休みです!」
レン「なっ!」
アイリス「昨日は何も召し上がってない見たいですから取り敢えずリゼットを作りました、まず召し上がってください。」
アイリスがリゼットをスプーンですくい、食べさせようとするとカイロ・レンはそっぽを向いた。
レン「自分で食える。」
どこかムスッとした態度にアイリスは
アイリス「これを食べて、お風呂に入って落ち着いたら、ちゃんと話しますから。」
レン「あぁ、愛しのダメロンのことか?」
嫌味を吐くカイロ・レンに今度はアイリスがムスッとした。
アイリス「いいから召し上がってください!」
つづく
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nanasuke(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 死神さん» コメントありがとうございます!なんだかんだで30話ほどになりました!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 通りすがりさん» カイロ・レンが主にですね!ポー・ダメロンも活躍できるようこれからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 読者Aさん» 楽しみにしていただいて恐縮です!これからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - スカイさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2017年12月26日 3時