黒き感情 ページ13
一人自室に戻ったカイロ・レン。ライトセーバーを握りしめ部屋中を切りつけた。
レン「なぜだ、なぜだっ!なぜだぁぁぁぁぁぁぁ!」
眠りから覚めたアイリスが騒ぎを聞きつけカイロ・レンの部屋へと走りながら後悔をしていた。周りの者から自分が寝言でポー・ダメロンの名を出したことを。すると入口にはハックス将軍。
レン「な、ぜ、、、なぜなんだ、、」
ハックス「荒れているな。レン。」
レン「何しに来た。」
ハックス「彼女が夢見に見ていたのはお前じゃなくて別の男だったらしいな。たしかぁ、名はなんといったかな?」
レン「だまれ。」
段々とカイロ・レンの息が上がっていく。
ハックス「そうそう、ポー・ダメロン。」
レン「だまれ!!!!!」
カイロ・レンはまたライトセーバーで部屋の壁を切りつけた。
今まで以上に荒れ狂うカイロ・レンの姿をみてアイリスは足がすくんだ。
夢主(行かなきゃ、行かなきゃ行けないのに!足が、足がすくんで動けない!)
ハックス「男が誰かは私が調べといてやろう。」
後ろに手を組み不敵に笑いながらハックス将軍は去っていった。
アイリスは恐る恐る部屋を覗いた。
「れ、レン?」
未だに息が上がっているカイロ・レン。こちらを向かずに呟く。
レン「なぜだ、、アイリス。答えろ、、、なぜだ、、誰だ、、その男は、」
アイリスは自分がしてしまった事に涙した。
アイリス「レン、、、ごめんなさい。」
レン「それは、、何についての謝罪だ?俺を愛していないことへのか??答えろ!!!アイリス!!!!!」
アイリスへの悲しみのこもった叫びが降り注ぐ。
アイリス「違う!そんなんじゃない!愛してます!それに嘘偽りはありません!!おねがい!!聞いて!!」
レン「偽りだらけではないか!!!言葉も!俺に向けた笑顔も!!!すべて!!!!」
アイリスはゆっくり彼のそばに寄った。そして彼のマスクに手を添えた。カイロ・レンは先程までと違い、か細い、小さな声でアイリスに訴えた。
レン「言ったではないか、、、愛して、いると」
アイリスは、ゆっくりとマスクを外した。マスクの下の彼は涙で濡れていた。アイリスは優しく彼の涙を拭うと胸に額をつけた。
アイリス「嘘じゃない。言葉も、笑った顔も。レン、
誤解しないで話を聞いて?」
見上げると悲しそうに歪むカイロ・レンの顔。そんな彼にアイリスは深いキスをした。
つづく
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nanasuke(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 死神さん» コメントありがとうございます!なんだかんだで30話ほどになりました!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 通りすがりさん» カイロ・レンが主にですね!ポー・ダメロンも活躍できるようこれからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - 読者Aさん» 楽しみにしていただいて恐縮です!これからも頑張ります!コメントありがとうございます (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
nanasuke(プロフ) - スカイさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 45d5014808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanasuke | 作成日時:2017年12月26日 3時