ある日突然信頼度が見えるようになった

めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ3 ページ3

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

あの後マイエンジェル虎杖君と一旦おさらばしてしばらくしてから私に来たのは電話でござんす。伊地知さんからのお電話でござんす。

「はいもしもしー」

〈『あっ、Aさんですか？』〉

「はいそうです。」

逆に私じゃなかったらどうすんのこの人｡
そうとは口には出さず､早めに要件を聞くべく私はスマホのスピーカーに耳を近づけた。

〈『先程Aさんが遭遇した呪霊の呪いの効果がわかりました。どうやらAさんに対する好感度､その中でも所謂恋愛感情というものの気持ちの大小が数値として見えるようになるもの､だそうです。』〉

・・・は？

「どういう事ですか？」

わけがわからないよ。どゆことっすか？

〈『いやですから、Aさんを恋愛的に見た時の気持ちの大小が数値として見えるという呪いです。』〉

「えっ、信頼度じゃないんですか？」

アレが信頼度じゃないとすれば私はとんでもない勘違いをしてしまっていたのかもしれない。嘘と言ってくれ｡いや、真希さんに嫌われるのは嫌だからその辺だけいい感じにアレしてくれ。

〈『信頼度？なぜAさんがそのように考えたのかは理解しかねますが、信頼度ではありません。効果は丸2日だそうです｡健闘を祈ります。それでは私は忙しいのでこれにて。』〉

「ちょっ！待って！伊地知さん！」

新情報満載で頭が追いついていかなかったが、待ってくれ。本当に待ってくれ。伊地知さん…許しませんからね。

まぁ…ひとまずは真希さんに信頼されてなかったって訳じゃないことにあんし…ん……

待てよ。

虎杖君の数値ってアレ結構やばいんじゃない？


ハハハ

私愛されてますなぁ(思考放棄

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