めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ17 ページ17
「そう言えば私知らされてないんですけど、私達は何日間ここに居るんですか?」
そう言えば聞いてなかった。色々ドタバタしてたから考える暇も無かったわ。
『確かに知らされてないのも仕方ないわね。今回は5日間よ。その間あんたらは私達と授業を受けるの。まぁこれは当たり前だけれど、こっちもちょっとした問題があって実は部屋割りが決まってないわ。』
部屋割りが決まってない?どういう事だろうか。
『空き部屋が一つしかないの。』
ちょいまちー?えっ?私と狗巻先輩同じ部屋で寝るの?まさかねー?ねー?
「まさか狗巻先輩と同じ部屋で過ごせとか言い出しませんよね?真依さん私が今どんな状態かわかってますもんね!ねっ!」
首を横に降ってくれ頼む真依さん。今そんな事したら部屋の中がどんよりするかピンクになるか食われるかのどれかなんです。
私は嫌です。知らなければ別に同じ部屋での寝泊まりでも良かったでしょう。えぇ。知らなければの話ですが。
願いよ届け。この思いよ届け。
『必死ね』
「そりゃあ必死にもなりますよ!助けてください真依さん!もうこの際なんでもしますから!雑用でも何でも!」
引き気味に鼻で笑われた私はやけくそになって懇願した。
すると真依さんは『なんでも…ねぇ?』と怪しい笑みを浮かべた。
おやぁー?もしかして私発言ミスった?
『まぁいいわ。後で死ぬ程こき使ってやるから。その代わりあんたとあの呪言師が一緒の部屋にならないようにしてあげる。』
「ありがとうございますッッ!」
交渉成立☆
私の輝かしい京都校生活が始まったぜ!
そんなこんなで交渉成立し、真依さんにとりあえず荷物を置くようにと案内された部屋に行った。
「何かフローリングにお香の香りって合いませんね。」
『フローリングじゃなくて板の間だと思えばなんて事ないわ。』
机、布団、テレビetc.....とても生活感のある部屋に着いた。机の上には毛筆のセットが置いてある。
東京校の学生寮と造りが似ているのでここは学生寮とみて間違いないだろう。
私が部屋の隅の方に持ってきた鞄を置くと真依さんが
『じゃあ私は他の奴らに交渉してくるからしばらくここで待ってなさい』
と言ってきた。
私が頷くと、真依さんは部屋から出ていったので好きなように部屋を探索させてもらう事にしよう。
よいしょと立ち上がり、まず机の引き出しを開けた。
すると
「またかよ!まじかよ!とんだ厄日だな」
丁寧に印刷された私の写真が何枚も入っていた。
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善良(ぜんら)(プロフ) - 続編公開しました (2022年5月14日 18時) (レス) id: 130d797b81 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 続編のパスワード教えて貰えませんか? (2022年3月21日 16時) (レス) id: f998eec890 (このIDを非表示/違反報告)
友希那(すぐるっちの恋人) - 続編パスワード教えてくれませんか? (2022年1月31日 22時) (レス) @page27 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - すみません、続編のパスワード教えて貰えませんか、? (2022年1月28日 20時) (レス) @page27 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - まだ更新しておりますか? (2022年1月2日 22時) (レス) id: cfba35088c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木の木 | 作成日時:2021年3月25日 16時