ある日突然信頼度が見えるようになった (ページ2)

今日:37 hit、昨日:21 hit、合計:591,777 hit

めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ2 ページ2

真希さんからあまり信頼されてないと知り､私はとても傷ついた。

でも真希さん｡私は好きですよ｡あなたにどう思われていようと。

いやしかし待てよ？6って高い方なのかもしれんぞ？pH値だって0から14までしかなかったはず｡それに中間は7だった。(多分)
なら6って高い方なのかもしれんぞ？うん。

なぁ～んだぁ真希さんに嫌われてないじゃんうぇーい！愛してるぜ真希さん！

などと頭の中パーリナイのお花畑をしていると､向こうから虎杖君が駆け寄ってきた。

虎杖君。彼とは随分中がいいと思う。それに彼は人を好きとか嫌いとかあまり言わなそうだしそれに今もこうやって私に駆け寄ってきてくれている。

これは絶対的に高いわ。信頼度｡

『よっすー！A！さっきから見かけなかったから心配だったんだよー！』

「うぃっすうぃっす虎杖君。ちょっと真希さんと話してたんだわ」

チラリと彼の頭上に目をやる。きっと20とかあるんじゃないかな！

〈276〉

「にひゃくななじゅうろく」

えっ？えっ！高くない？高すぎない？

『どうしたんだ？200…？』

「いや、こっちの話｡」

こんなに信頼されていたとは…ということはやはり真希さんには信頼されていなかった…？

「うわああああん虎杖くぅん！心の友よ！愛してるよ！」

『？おう！俺も大好きだぜ！でもそんなに他の男にべたべたすんなよ？俺なら別にいいけどさ、攫われても文句は言えないだろ？』

ありがとう｡マイエンジェル虎杖君｡そういうとこほんと好き

そして真希さん｡ごめんなさい｡もっと良い後輩になります。

とりあえず私は今度真希さん宛に菓子折りを買うことを決意した。