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藍子「ちなみに、借金額を聞いてもいいですか？」
鶴蝶「10億」
藍子「………はぁ？10億……？あの人たち、10億の借金あるのに遊びまくってたの？他の組織に情報を売ったの？はぁ？」
びっくりしすぎてマヌケな声が出ちゃったよ
マイキー「知らなかったのか？」
藍子「いや、借金あるのは薄々気づいてましたが…まさか10億の借金抱えたまま遊び暮らし、さらに娘からも金をもぎ取ってたとは思わないじゃないですか…
えぇ…100万くらいしか返せない…
あの、恩を仇で返すような真似をしてしまい申し訳ございませんでした…」
いや、なんで私が謝ってんだ…
けどさすがにやってはいけないことしてるし…
自分がしたことじゃないのに情けなくて泣きそうなんだが
藍子「そりゃ家族全員殺されても仕方ないです。諦めます。
けど、これだけ言わせて下さい」
私はソファから立ち上がり、ボスさんに向かって頭を下げた
藍子「今日はありがとうございました。人生で1番楽しかったって言っても過言じゃない。死ぬ前に私の要望を叶えて下さり、本当にありがとうございます」
マイキー「…うん」
藍子「借金したまま死ぬことになってしまい、申し訳ありません。私の口座からいろいろな経費は引いてください。
たくさん親切にして下さり嬉しかったです」
殺される覚悟で頭を上げボスさんを真っ直ぐに見た
マイキー「…本心は？」
藍子「本心、ですか？」
いや、全部本心なのだが？
あ、口座教えてないわ
藍子「今考えてることは口座教えてないから死ぬ前に教えといた方がいいかなぁってことですかね？」
紙とペンあったら書けるんだけど…
マイキー「そうじゃない。藍子、梵天に関わった時点で普通の生活には戻れない。梵天が反社であることは知ってるだろ。普通の幸せはない。人も殺すし、それを手伝って貰うこともする。
それでも生きたいか？」
そう聞かれた瞬間体が固まった
恐怖とかでは無い
『自分が生きたいと望んでもいいのか』疑問に思った
藍子「生きたい、って思ってもいいんですか…？」
銃が降ろされていることに気づかずにそう聞いた
マイキー「本来なら殺すべきだと思う。けど、お前が梵天の中でもいいなら、それでも生きたいと思うなら…生かしてやる」
まるで『生きてもいい』と言われたみたいで、無意識に私は涙を流していた
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菜々子(プロフ) - 月宮莉夢さん» ありがとうございます！ありがたきお言葉…！嬉しいです！ (2022年6月5日 23時) (
レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
月宮莉夢 - うん、神 (2022年6月5日 0時) (レス) @page17 id: b5f61b261d (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ATR214YSさん» こちらこそありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張ります！ (2021年12月13日 0時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - このお話好きすぎますっありがとうございます！更新頑張ってください。お疲れ様です！ (2021年12月11日 22時) (レス) @page35 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます。分かりました。また後日貼らせていただきますね！ (2021年12月7日 21時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2021年12月1日 23時
