足癖が悪い少女の行先は梵天でした

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次は花だな。

予めホッチキスと替え芯を用意し、ラベルとポットを留めていく。ただひたすら、無心で…

ガチャンガチャンというホッチキスの留まる音をひたすらさせていく。
芯を切らさないように頃合いを見て補充していくがたまに切らすんだよなぁ…

藍子「ちっ…弾切れか」

切らしたとしても補充すれば何も問題はないんだけど。テンポが崩れるってだけで別に大した支障は出ない。よくある事だしな

まぁ補充用に持ってる箱の中身がなくなったら鬱陶しいけど、それはちゃんと見てから作業するのでまず起こらない。

竜胆「マジで早いな」

藍子「あー、竜胆さん。ども。店長との殺し合いは終わりましたか？」

竜胆「そもそも殺り合ってねぇから」

うん、それはありがたい。実際、殺り合われても困るしな。

藍子「あ、弾切れ…ちゃんと弾数見ながらやんないとな…」

竜胆「お前、発言に反社出てるぞ」

藍子「いや、これはいつもの事なんで！」

三途「普通の女はホッチキスの芯を銃弾に例えねぇよ」

藍子「すみません。普通じゃないんで…」

自分で言っててなんだけど、すげぇ複雑な気持ちになったわ。

三途「コイツ、一籠終わらせるのに10分もかかってねぇんだぞ」

藍子「あ、それは当たり前なんで…」

当たり前というか完全に慣れだよね。
ていうか、今はのんびり作業してる暇ないし。
10分あったら二籠は終わるし三籠目に差し掛かるわ。

たまにホッチキスしにくいポットもあるけど今回はないからスムーズに終わりそう。

あとはバーコードシールか
これはそんなに数がないからホッチキスほど時間はかからない。

九井「お前、手際いいな」

そんな入れ代わり立ち代わり来なくても逃げないからね？

てか、実は暇だろ。仕事しろよ。

いや、むしろ反社が仕事してないってことは平和なのでは？


……いや、関係ねぇわ。仕事しろよ

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