足癖が悪い少女の行先は梵天でした

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竜胆「机に登って…って感じか」

ざっくりしすぎて分からん。
家の家具の配置を思い出さねば…

油があったのはコンロだろうから…
本当に隅っこに追いやられたのか。
で、机を登って玄関にって感じだろうから…

…結構な大回りだなぁ
出入口も狭いし…
リスクっていうか、危険度の方が高くないか？

藍子「火はどうやって…？」

天ぷら油は360℃以上にならないと発火しないはず。それこそ、火にかけたまま放置でもしないと発火することはない。
蘭さんたちの話を聞くにそんなことは特になさそう。

藍子「待てよ…？火の出処は憶測で天ぷら油と言われてたけど、もしかして違う部屋で火事を起こした。別にアクロバティックに逃げたって言っても誰も"外に"なんて言ってない」

竜胆さんも机に登るまでは言ってもそれから先は言わなかった。
てことは逃げたってことじゃない。
他に何かしたんだ。

蘭「ははっ、ご明察」

藍子「…アイツらには隠したいことがあった。だからそこに火を付けに行くためにアクロバティックに行動した」

隠したいこと…
天下の梵天に隠したいことなんて一つか

藍子「梵天を裏切ったという事実。その証拠を消したかった」

竜胆「そういうこと。無駄だけどな」

蘭「俺らは確実な証拠を元に行動してる。1つの証拠を消したところで復元できるし、痛くも痒くもない」

けど、蘭さんは『ご明察』って言ったけど『ご名答』とは言わなかった。
てことは、答えに"近い"だけでそれが"答え"ではない。
何か見落としてる…

藍子「…もしかして別のところで火を付けようとしたけど駄目だった。誰かが天ぷら油のところで火を付けた…？」

蘭「そう、三途がな〜？」

…あの人、やっぱり破壊魔じゃねぇか

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