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蘭「着いたぞ。後でまた話してやるからお前は髪整えてもらってこいな」

藍子「私、ですか?」

竜胆「お前しかいないだろ。ほら、行ってこい」

藍子「分かりました…」

あ、本当に予約してたんだな。
店員さん、ニコニコしながら待機してるし、何ならこっち来いってされてる…

私は渋々店員さんの元に行き椅子に座った

「どんな髪型とかおありですか?」

藍子「いや、特には…」

いきなり連れてこられたからこれといって思い浮かばない。
そもそも、この髪は中学の時学校でクラスの中心人物達に髪の毛を引っ張られたときに自分でチョッキンしたままだ。
対した思い入れはない

「…はい、はい」

何やらインカムで店員さんが指示を受けている
いや、誰と?
なんで蘭さんと竜胆さんの方を見てるの?
直接話せよ。そんな離れてないだろうが。

「灰谷様からのご要望でネオウルフカットにさせていただきます」

…何それ。めちゃくちゃ強そう…
なんか、かっこいいな

藍子「どうぞ…お願いします」

まずシャンプー台に案内された。
されるがままに頭を洗われ、再び鏡の前に連れていかれて髪を乾かされる

シャンプーの時とは違うお姉さんが来て私の髪を切っていく

やっぱり手馴れてんだなぁ…
私の適当なハサミの入れ方とは大違いだ。
まぁ、あとの時はカッターナイフでブチブチって感じだったけども。

傷んだ髪を肩甲骨まで切りそろえられ、さらにカットされていく。

鏡を見ているとさっきまでとは違う自分がいて…今までの自分から少し変われそうで…
少しワクワクしていた

お姉さんは何やら機械を持ってきて私の髪の毛をクルクルし始めた。
機械で巻かれた毛先がクルッと丸まる

藍子「わぁ…すごい」

「どうぞ、できましたよ」

本当に自分が自分じゃないみたいだ

藍子「ありがとうございます…!」

「気に入られましたか?」

藍子「はい、とても!へへへっ」

こんなに心が踊ったのはいつぶりだろうか
自分でも可愛いと思う

竜胆「サンキュ」

「いえ、またお願い致します」

はっ!お代金!

なんて思った時には遅かった。
竜胆さんがさっきのブラックカードをお姉さんに渡していた

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 東リべ , 梵天   
作品ジャンル:アニメ
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菜々子(プロフ) - 月宮莉夢さん» ありがとうございます!ありがたきお言葉…!嬉しいです! (2022年6月5日 23時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
月宮莉夢 - うん、神 (2022年6月5日 0時) (レス) @page17 id: b5f61b261d (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ATR214YSさん» こちらこそありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!頑張ります! (2021年12月13日 0時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - このお話好きすぎますっありがとうございます!更新頑張ってください。お疲れ様です! (2021年12月11日 22時) (レス) @page35 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます。分かりました。また後日貼らせていただきますね! (2021年12月7日 21時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2021年12月1日 23時

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