検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:104,632 hit

48 ページ50

御幸side

藍子と倉持が帰ってくると奏良は俺の側から離れて藍子に飛びついた

寂しいと言うか名残惜しいというか…

左目もすぐ隠すし…

泣くほど心配してたもんな

倉持「どうだったんだよ、二人きりは?」

4人で食堂に行く途中、面白そうに聞いてくる倉持に少しイラッとした

御幸「別に…お前こそどうだったんだよ。二人きりだったんだろ?」

倉持「いや、変質者みたいなヤツから二人で走って逃げてたわ!イチャつけるわけねーだろ!」

御幸「そのあとは?」

倉持「なんもねーって言ってんだろ!」

ほんとかよ

まぁ、いいや

奏良が俺だけに見せてくれた弱い部分

あの左目が頭から離れない

倉持「何ニヤついてんだ、気持ち悪いな」

御幸「なんでもねーよ」

倉持「…あ、藍子、明日の試合なんだけどよ」

なんだ?倉持のヤツ、急に藍子に明日のこと話出して…

そう思っていると後ろから服が引っ張られた

御幸「ん?どうした、奏良?」

奏良「…一也、ありがとう」

そう言ってはにかんで笑う奏良はめちゃくちゃ可愛かった

元々そんなに笑う方じゃないから奏良の笑顔はかなりの威力がある

御幸「っ…別にお礼なんかいいって。それより、あとで撮った写真見せてくれよ」

奏良「うん。一也の写真、たくさんあるんだよ」

嬉しそうにしちゃって…

あ、もしかして…倉持は奏良が俺と話したそうにしてたのに気づいて…

いい奴だな、倉持←

御幸「俺の写真の中で1番気に入ってるのってなんかある?」

俺の写真の中でなんてそんなこと言われても困るよな

なんて思っていると奏良は一瞬迷ったがすぐにさっきのような笑顔になった

奏良「あるよ。あとで見せるね」

奏良の笑顔もだけど、服を掴んだままなのがさらにいい

奏良「かっこよく取れたから安心してね」

なんて言われてかなり舞い上がる

好きな子からのかっこいいってここまでグッとくるんだな

それから食堂に着いた俺達はメシを食べた

どんぶり3杯にはさすがに驚いてた

飯のあと、藍子と倉持は自主練に行った

俺と奏良は奏良が撮った写真を見ていた

奏良「あ、私が一也の写真で1番気に入ってるの、これ」

そこには俺がボールを受けている瞬間が映っていた

奏良「クリス先輩と話してる一也と迷ったんだけどね、やっぱり野球して楽しそうな一也の方がかっこいいって思ったんだ」

そう言いながら嬉しそうに次々と俺の写真を見せてくれる奏良

その姿に俺は愛おしさを感じた

この小説の続きへ→←47



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
101人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:菜々子 | 作成日時:2019年7月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。