自称疫病神ちゃん

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貴子「ありがとね、藍子、奏良」

奏良「いえ、別に」

お礼を言われることなんてしてないし

藍子「役に立ててよかったです」

結構楽しかったな…

唯「明日もお願いしたいけどね」

そっか、これから一週間毎日だもんな

マネさん達も大変だな

ていうか、写真部は基本放任主義だから手伝いいるなら来れるけど…

いや、迷惑か？

藍子「私は別にいいですけど」

奏良「…私も。意外と楽しかったし」

幸子「マジで?!やった！」

春乃「先輩達がいると助かります！」

そんなに嬉しいか？

まぁ、忙しいもんな

片岡「いつもすまないな。藍子と谷津重も、助かる」

貴子「明日からも藍子と奏良が来てくれるらしいです」

礼「あら、そうなの？嬉しいわ」

先生も喜んでくれてる？

なんか、お礼言われることって滅多になかったから慣れないな

倉持「あれ、藍子と谷津重！マネ業やってくれたんだな、サンキュー」

あ、いい所にいるではないか、一也

御幸「って何をそんなに怒ってんだよ、奏良！」

奏良「一也、一瞬頭がおかしくなってたみたいだけど、一応なんで私をマネージャーに選んだか聞いてあげる」

御幸「え、あぁ、だってお前しか思い浮かばなかったんだもん」

奏良「は？」

何言ってんだ、コイツ

御幸「マネージャー、ちゃんとやってくれそうなヤツ。藍子は倉持と貴子先輩が推薦しちゃってたから選べなかったし、どうせなら俺と関わりのある子がよかったし？これで答えになったか？」

いや、答えになってない…わけでもないけど…

奏良「…うん、分かった。練習、お疲れ様」

御幸「サンキュー。でも、急だっただろ？部活、大丈夫か？」

奏良「うちは放任主義だから平気。むしろお邪魔じゃないかな？」

御幸「いや、助かってると思うぜ。マネージャー、引き受けてくれてありがとな」

お礼なんていいのに

奏良「ううん、楽しかったから別にいい」

ふとこんな噂が頭によぎった

『え、写真部の秋山先生って9月でやめるの?!』

『なんか、結婚するんだって。美術部の榊原先生が相手らしいよ』

『写真部どうなるの？』

『廃部なんじゃないの？部員、そんなにいないみたいだし』

なんで今思い出すかな？

御幸「どうかしたのか？」

奏良「う、ううん。なんでもない。練習、頑張れ」

御幸「？おう…」

別に、噂だもんね？

9月に写真部がなくなるなんて…デマ、だよね？

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