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御幸「お前、いろいろ見てるなー」
奏良「人の顔色見るのは上手いからね。だから、人の表情を読み取るのも結構できる方だよ」
ずっとそうやって生きてきた
両親の顔色を伺いながら過ごしてきた
その癖が出ただけだ
御幸「クリス先輩は、俺が1番尊敬してる…憧れてる人だ。中学時代、クリス先輩のチームと試合したんだけど、1度も勝てなかったんだよ。俺が唯一勝てなかった相手。
だから、入学した時にあの人と正捕手争いができると思ってたんだけどなー
肩を故障して、手術したけど復帰には1年かかる。ここではそれは事実上の引退宣告だった
それでも、わずかな可能性があるなら…クリス先輩は絶対に選手としての道を譲らなかったんだ」
奏良「…すごく、カッコイイ人だね」
こんな簡単な言葉では表せない
それくらいすごいと思う
奏良「話したくないことだった?だったらごめんなさい」
御幸「いや、なんかスッキリしたというか…ありがとな。聞いてくれて」
お礼を言われるようなことはしてない
奏良「こちらこそ、話してくれてありがとう。一也がクリス先輩を尊敬できる理由、分かってなんて言うか、嬉しかった」
御幸「…そう?ならよかった」
一也って話すほどいろいろな顔を見せてくれるから飽きないな
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年7月7日 20時