24 ページ26
奏良「別に呼び方なんてなんでもいいし、なんて呼ばれようが気にしないから好きに呼んでくれていい」
今までのあだ名や呼ばれ方が異常すぎて普通に呼ばれるのが懐かしく感じる
『疫病神!』
御幸「じゃあ奏良呼び決定だな。俺の事も一也って呼んでくれていいからな」
奏良「え」
御幸「あれ?嫌だったか?」
奏良「…いや、別にそういうわけじゃない」
驚いたし、ほんとに名前で呼ばれるとは思わなかった
というか、気さくに名前で呼んでもらえることも、誰かの名前を呼ぶこともほとんどなかったから
名前…呼んでいいんだ
御幸「ならいいか。というか、最終打ち合わせって言っても…」
澄川「だいぶ終わってますからね」
倉持「この間の班決めで大まかなことは決めたしな」
どうして藍子は私を誘ってくれたのだろうか
澄川「奏良、どうかしましたか?私の事ずっと見て…」
奏良「いや、なんでもない」
無意識にじっと見てたのか
考え事してたらダメだな
人の顔をまじまじ見てしまう
倉持「そうだ、谷津重も来いよ」
奏良「え、どこに」
やばい、話を聞いてなかった
御幸「昼メシ、いつも一人で中庭いるだろ?俺ら教室で食ってんだよ」
澄川「良かったら一緒に食べませんか?」
…なんで私が中庭で1人でお昼ご飯食べてるのを知ってるんだろう
こんなキラキラしているところに私が入ってもいいのだろうか
奏良「楽しい話とかないけど…」
話題提供がド下手なもんで…
澄川「あ、大丈夫ですよ。洋くんと一くんが話してるのを聞くだけで十分楽しいので」
そんなものなのか…
奏良「なら、お邪魔します…」
そう言うと藍子の顔が笑顔になったのを見てこっちまで嬉しくなった
これが友達って言うのかな
奏良「クスッ…悪くない」
101人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜々子 | 作成日時:2019年7月7日 20時