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澄川「時間、まだありますね。クッキーでも作りましょうか」

奏良「うん」

私が生地を混ぜていると…

グシャッ!

私の頭に何かぶつけられた

ドロッとしている…卵か

「あ、ごっめぇん。当たっちゃった…わざとじゃないんだ、たまたま、手が滑って、ね?」

手が滑っただけで私に当たるわけない

わざと…昨日の人たちか

澄川さんが見てない時を狙って…

奏良「馬鹿みたい」

くだらないな

「余裕ぶってるのも今のうちよ!」

数人が私に卵をぶつけてきた

そうだ、クッキー生地

不慣れだからなかなか塊にならなかったのを澄川さんがまとめてくれたやつ…

無駄にはできない

私はクッキー生地に卵が入らないように庇った

御幸「何やってんだ?」

「み、御幸くん!」

「あの、これは…」

私の周りには卵の割れたのが散乱していた

奏良「生地、無事…」

それだけでホッとした

澄川「谷津重さん、おまたせしまし、た…なんですか、これ…」

私には卵がベッタリ

少し血は出てるけど、そんなに重症ではない

奏良「澄川さん、これ、無事…」

クッキー生地を見せると澄川さんはそれを受け取り机の上に置き私の頭を撫でた

そして床に落ちている割れた卵を拾ったと思うと…

私に卵をぶつけた一人の女の子に向かって顔に押し付けた

奏良「す、澄川さん…?」

澄川「ごめんなさいね、私、タイマン張れない人間が大っ嫌いなんですよ…

昨日に引き続き今日も谷津重さんに手を出すとは…覚悟はありますか?」

奏良「いや、私のことはいいから…」

卵はぶつけられたことないけど、いじめられるのは慣れてた

助けがこないのも…

御幸「谷津重、ほっとけよ。ああなった藍子は止められないから」

奏良「え?」

御幸「自分の友達や家族が傷つけられるのが一番嫌いなんだよ」

友達…

そう思ってくれているのだろうか

澄川「人の友達にこんな形で手を出すなんて…ゴミ以下ですね」

昨日、私のことで怒ってたのと同じ目だ…

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年7月7日 20時

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