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御幸「奏良…とりあえず、こっち来い。ゾノ、倉持にグラウンドに残るように言っといてくれ」
前園「お、おう」
やばい、涙止まらないんだけど…
『疫病神！』
『なんで生きてんの？』
『気持ち悪い…』
違う…一也はそんなこと言わない
『いなくなればいいのに…』
『あんたがいるから…！だから私は…！』
御幸「大丈夫か？」
一也の声で我に返った
大丈夫という意味を込めて私は首を縦に振った
奏良「…めんな…さ…大丈夫、だから」
藍子のこと、謝らないと…
奏良「藍子、行ったの私のせい…藍子を止められなかった。せめて…私も、着いて行けばよかったのに…そしたら、藍子が帰ってくる時、一人にならなかった…
どう、しよう…変質者いるかもしれないのに…藍子に何かあったら、私のせい…また…いなくなるの？」
お父さんみたいに…藍子に何かあったら一也も倉持も私から離れて行く？
そんなの嫌だ…
せっかくできた友達なのに…
御幸「奏良、よく聞け。藍子が行ったのはお前のせいじゃない。それに、もしお前が藍子に着いて行ってたら俺は怒ってた」
分からない…
どうしたらよかったの？
御幸「藍子はボール持って行ったんだろ？護身術も使えるし、ちゃんと帰ってくる。誰もいなくならない。だから安心しろ」
奏良「でも、でも！」
私といると何かあるかもしれない
そう言われ続けてきた
だから今回も…
御幸「奏良？」
私が幸せだった分、周りに何かあるのかもしれない
奏良「ぁ……私、疫病神、だから…」
周りに害があるかもしれない…
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (
レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年7月7日 20時
