生き別れの兄妹【鬼滅の刃×ヒロアカ】

望まぬ再開 ページ12

それから約1年と1ヶ月が経った。私と宇髄さんは今、雄英に向かっている。

なぜか？

U.S.J？に鬼が乗り込んで来たんだと。十二鬼月の下弦だそうだから柱が応援に行くことになったんだ。



で、手が空いてるのが私と宇髄さんだけだった。柱二人で行く必要無くないか?って思ったけど、ヒーロー対策らしい。



バァン!!!!



扉を蹴破って見えたのは地獄絵図。


そこらじゅうに散らばっている仲間の遺体。

戦闘態勢に入るヒーローを庇いながら戦っている隊士。炭治郎と…善逸…伊之助と…禰豆子ちゃんか…。まだ生きてるな。まだ間に合う。


亡くなった隊士の遺体の散らばり方があまりにも不自然だからきっと、ヒーローを庇ったんだろうな。



私達は広場の階段を降りて鬼へ向かう。


おっ、驚いてるね〜。特に、“爆豪”くん
と、緑谷くん。




『どーも。それにしても酷い有り様ね。』

宇「派手にテメェの頸を斬る祭りの神だ。死ぬ前に覚えとけ。」





さぁ、私達の仲間を傷つけたんだから、しっかり罪を償ってもらうよ。

鬼。









そして、









ﾋｰﾛｰ
偽善者。






宇「試してみるか？連携技。ﾆﾔ」

『やってみますか。ﾆﾔ』



雪の呼吸 伍の型 雪煙!
音の呼吸 壱の型 轟!



《雪の呼吸 伍の型 雪煙》
“霞の呼吸 朧” とよく似た技。撹乱に使う。







宇「ド派手に良いんじゃねぇの?コレ。結構使えるぜ。」

『そうですね。相手の動作をよく知って動ければの話ですが。』

宇「コレ失敗すると斬り合っちまう感じ?」

『そうですよ。失敗はできません。それにしても…。』






周りに転がった仲間の遺体を見渡す。
そして、今にも失神しそうな炭治郎達の手当をする。





『炭治郎、伊之助、善逸、禰豆子。よく頑張ったね。』

宇「テメェら下弦ごときにな〜に手こずってやがる？帰って体治ったら屋敷来い!鍛錬してやる！」





安心で失神した3人の隊士と、それを心配そうに見つめる一人の鬼の少女。



ここにヒーローがいなければ少し寝させてあげられたけど…。





「どういうことだよ!!なんで殺したんだ!?」





あー、また人殺し扱いか…。

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