★13話 ページ13
「姉ちゃん、四つ葉のクローバーの花言葉知ってる?僕は知ってる」
「知るわけないやろ。
逆になんでアンタが知ってるの」
「好きな子に何かあげたい時とかそういうの気になるじゃん」
わりと当たり前のことですが。みたいな目で言われて困惑からパニックへの変化する。え、この子好きな子いるの??中2でしょ??付き合う気???
「ちょ、ハッ!?その子とお付き合いたいとかそういう考えしてないよね!!?中学生でなんて、お姉さん許しませんよ!?」
「煩い脳筋。今どきそんなもんだし、黙って聞いて」
「ファッ!?」
むっちゃ氷点下を眼差しで見られ背筋が凍る。クソォ、おじいちゃんに似やがって…うちのおじいちゃんはゲートボールのゲートを凄い目で睨みつけるので我が家では「スナイパーじじぃ」と呼んでいる。その時のおじいちゃんの目にそっくりだ。てか脳筋ってなんだ脳筋って!!!ちゃんと考えて行動する…時もあるし!!!
「ひとつ聞いていい?」
「う、うむ……」
「それくれたのって男?女?」
え、そこ??私は同級生か下の学年か上の学年かって聞かれると思ったのでおっ?となったがなぜ性別…?関係あるの??
「お、男ですが…」
「どんな人?」
「えっっ」
今度は吸い込まれそうな目で私を見てくる弟。ひぇっこの目は従兄弟の赤ちゃんがおやつ食べたいのに昨日食べすぎたからダメ〜って言われてお預け食らった時にじーっと見てくる目だ。あの目地味に怖かった
「もっかい聞くね。どんな人」
「ど、どんな人って…よく、敬礼してる」
「は???」
いや、言い分もわかる
流石に敬礼はないだろ!!と思ったが逆にあまり思いつかないのだ。
「いや、そういえばアイツのこと、あんま知らねぇな〜って実感したところだから!!あんまわかんない!!」
「その人って、漣さん?」
「は?ちげぇし」
あんなやつ!!と半分キレ気味で言い放つ。あんなよくわかんねぇめんどくさい女子みたいなやつなんて知るわけないフンヌッ!!!
「口悪ッ
…んー、じゃあ、ナナタネさんか」
「七種のことナナタネっていうのやめたれ」
「ナナタネさんから貰ったの?」
「……まぁ、はい。」
「ふーん」
我が弟ながら鋭い推理にビビっている。
おまえ、名探偵弟ってマンガ出せば?あ、あかんその名前だと兄弟で名探偵やってそう。あかんわ
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るるる - やばかったです。もう萌通り越して燃えました。やばかったですありがとうございました。 (2018年11月25日 12時) (レス) id: 56a75eb93b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - やっほー! (2018年9月23日 14時) (レス) id: bbdf99bca9 (このIDを非表示/違反報告)
七虹*(プロフ) - シーシェルさん» ありがとうございますー!明日の朝までにはジュンくん編スタートしますので、気長にお待ちください! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 09b62ef938 (このIDを非表示/違反報告)
シーシェル(プロフ) - 最高でした〜!お疲れ様です!ジュン君のほうも楽しみにしてます!(*`・ω・)ゞ (2018年6月30日 23時) (レス) id: 814049c409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時:2018年4月23日 14時