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もうまもなく明日を迎える。
コタツでお酒を飲みながらだとさすがに酔いも回るわけで……
ym「いいよねー、いのちゃんはー」
in「えーなんでよー?」
ym「お客さんのマダムの猫?になるの。
そしたら生活に困らない。」
in「それ…いいなぁー、ふはは」
ym「いいだろーはははー……」
ほーら。お二人さんとも酔いが回ってきてますよ。
ar「捨てられたらお前は野良になるんだ?」
in「大ちゃんの元に帰れるから野良にはなんない。」
ar「ばか、ここは保護施設じゃないぞ
1回出たらもう帰ってくるのは禁止。」
in「俺が餓死してもいいのかよ、、
それにここは保護施設じゃないの?
どっからどう見ても保護施設」
ar「うるさい。ごちゃごちゃ言うんじゃありません。
あと、今どき餓死なんてしないから。」
in「ふーん…」
ar「……いや。
本当にダメな時は助けてあげなくもないけど。」
in「本当…」
ar「俺も鬼じゃねえから。
そこなへんは分かってるつもりだから……うん。
その時は、なんか食わせてやることもない…」
in「…好き」
ar「いやぁ、あのな?好きだからっていうかむしろお前ら2人は保護対象というか
……え?」
in「……かー……」
なんだよ。寝てるじゃん。
ar「ねー、この子寝ちゃったんだけど…」
ym「……」
反応なし、と。てかよくそんな格好で寝れるよなぁ。
ar「いいけど……君たち明日も仕事だからね?
起きてるならベッドで寝てね。」
ym「んー」
こりゃだめだ、
あーもう、空き缶とか鍋とか散らかり放題だし。
明日絶対、文句言ってやろ。
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作者名:まる | 作成日時:2021年6月14日 18時