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ym
『ちっ…いいもっと良い案件ねぇのかよ。なんだよあのプレゼン。なぁ、山田ー?』
名門大学卒業し、銀座のオフィスビルで働く記者となった。
そして順調に出世を重ね、俺の人生は順風満帆…
とは行かない。
上司がまた舌打ちをしながら俺に文句を叩きつける。
これでもう半年が経った。
「何度も言いますが、俺は政治専門の記者です。
雑務なら他にもいっぱいいるでしょ?」
俺は昔から何もかもが1番だった。
誰よりも真面目に生きてきた。なのに
そんな俺が理不尽に怒られている。
上司『山田、お前俺に口答えすんのか。おい、もう一回言ってみろよ!』
上司『…いいか、俺らマスコミってのはな、
庶民のうけるネタ探してなんぼなんだよ、
そんなお堅い政治なんぞやじゃなくて…
山「あーはいはい」
って聞いてんのか!』
このパワハラ上司。
山「直ぐに新しい案件を持ってきますよ。
要は一般ウケするもの探せってことですよね?」
どうせアイツなんてひと月もすりゃあ追放される。あのゴリラ上司。今に見てろよ。
もう少しの辛抱だ。
頑張れ俺……
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作者名:まる | 作成日時:2019年8月24日 12時