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ymside

それから1週間



有「最近お前大丈夫かよ、おい」




山「うん……」



完全に俺の心は上の空だ。

昼ご飯を食べている間、今朝のことを思い出した。







今日の朝、俺は教室に着いて、自席に向かった。







必然的に窓側の一番後ろの席。

名前的にそうだよね。







1時間目を終えて休み時間に入ると
















俺の机を囲んで、数人の女子のグループが目を輝かせて話しかけてくれた。



全員名前知らないんですけど。




そんなことを考えていると、突然、俺の肩に手が置かれた。ビクッとして振り向くと、可愛いきのこ頭の子が立っていた。






ふわふわしていて、なんだか優しそう…仲良くなれるかも…




伊「今日山田と一緒にいた子の名前教えてよ」



その一言でキノコ頭くんに対しての印象は変わった。
伊「俺その子とも仲良くなりたいの!」





キラキラした瞳でそう訴えられた。




山「大ちゃんのこと?」


伊「そう!大ちゃん!」



喋ったことも無いくせにもれなく大ちゃん呼びかよ?

その時からか、なんでか分からないけど、いのちゃんに対してよく分からない敵対心が芽生えた。




伊「大ちゃん明るそうな子だよね?俺でも仲良くなれるかな」


山「仲良くなれるんじゃない?あいつそういう分け目ないし。」






山「優しいから。俺とは違って。」

大ちゃんが俺の元からいなくなるんじゃないかな。その不安は消えなかった。







教師『おーい、朝学活始めんぞー』


その言葉と共に俺といのちゃんの話は終わった。

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作者名:まる | 作成日時:2019年8月24日 12時

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